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Playlist "Road Trip"シリーズ第四弾「Road Trip R&B, Soul & Funk」...から10曲をひとつまみ

車で聴くのに適したノリの良い曲を選ぶPlaylist "Road Trip"シリーズの第四弾で今のところ最終回は”R&B, Soul & Funk”。先に昨今世界で評判の”Japanese R&B, Soul & Funk"を紹介したが、それなら当然本家本元も必要だ、という訳で挑戦してみた。

ただ以前「「BACK TO BASICS 70年代ソウル」を参考に自らのソウル/R&B史を振り返る」で述べた通り、まだ十分ソウルという分野の幅広い勉強が出来ていないので少々偏りがあると思うが、今回は特に最近私個人が数年間で知ることとなった名曲を中心にご紹介したい。

1. ”Express Yourself” by Charles Wright &The Watts 103rd. Street Rhythm Band

彼らがビルボートチャートに送り込んだ9枚のシングルの内、最も成功したのがこの1970年の曲でR&Bチャートで3位、Popチャートでも12位まで記録している。このバンドには後にEW&Fに参加するAl Mckayが在籍した。

2. ”It’s Just Begun" by Jimmy Castor Bunch

BBCによると音楽界で最もサンプリングされたアーティストと言われるJimmy Castorの1970年作。このBass LineはTower of Powerの”What is Hip?”に大きな影響を及ぼしたのではないかと思っている。

3. "For The Love of Money" by the O'Jays

Philadelphia SoulグループであるThe O'jaysの1973年作。ビルボードのR&Bチャートで3位、Popチャートで9位を記録。この曲確か昔よく聴いたことがあるな、と思ったら在米中によく見ていたDonaldo Trumpの”The Apprentice”のテーマ曲だった。

4. "I Can Dig It Baby" by Little Beaver

この曲はこれまでも何度かPlaylistに入れているが、今回も。Miami Soulの名盤の誉れが高いLittle Beaverの1974年作で、Jaco Pastriusがベースを弾いたBetty Wrightとのデュエット。

5. "Fame" by David Bowie

BowieがGlam Rockから一気にPhiladelphia Soulに近づいた1975年作で、曲はJohn Lennon、Carlos Alomourとの共作。Bowieの初Billboard Hot 100入りした曲でもある。DumstaphunkというFunkバンドが数年前来日した時にアンコールでカバーしていて本曲の良さに改めて気づかされた。

6. ”Pastime Paradise” by Stevie Wonder

Stevie Wonderの1976年作”Songs in the Key of Life”からの一曲でフルストリングスをSynthesizerで再現した最初の曲の一つ。Eminemの”Gangsta's Paradise”など数多くのサンプリングになったりカバー曲がある。

7. ”I'm Every Woman" by Chaka Khan

Chaka KhanがRufusを離れて初めてのソロアルバムからのシングル(1978年)。曲はAshford & Simpson。後にWhitney Houstonがカバーして全米No.1に輝いた。

8. ”Rapture” by Blondie

Billboard Top 100でNo.1となった初のRapソング(1980年)。翌年Grandmaster Flashが”The Adventures of Grandmaster Flash on the Wheels of Steel"でMixした。

9. ”We Had A Love” by Electric Church

2002年にP-Vineからリリースされたオムニバスアルバム”Welcome to the Newsroomに収録されていた曲。私はこのアルバムを偶然近所の図書館で見つけた。Electric ChurchはSan Francisco/Oakland Bay Area出身の9人編成のHorn BandでTower of PowerやCold Bloodに影響を受けた。

10. "You're the Man Part 1" by Marvin Gaye

1971年に発表され大ヒットしたアルバム”What’s Going On"の後の72年に録音されたアルバムがオクラ入りになっていたが、2019年に発売された。オクラ入りになっていたのは本曲の政治色が強すぎて先行シングルが50位までにしか上がらなかったため。Bassは今年の7月に亡くなったMichael Henderson。

これら10曲を含むApple MusicのPlaylistはこちら。


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