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今度は秋をテーマにPlaylist...しっとりと静寂に...

今年は思いの外早く涼しくなった上に、早く寒くなるという予報もあるので、今更秋をテーマにするのは如何なものかとは思うけど、あまり秋をテーマにしたPlaylistが目につかなかったこともあって、自分で作ってみることにした。

今回のルールは、これまで自分が作ったPlaylist、無人島レコード」、「奇盤・珍盤・名盤」、「私を構成する70年代のレコード」、「自分でバーを始めるならまずは揃えたいレコードリスト」、「私を構成する80年代のレコード」、「私を構成する90年代のレコード」、「今度は音楽と酒・夏がテーマでPlaylist、には収録されていない曲で作ることとした。

そうすると今年あるいは昨年あたりに気に入った曲が多くなる。その中には新しいMusiciansのものやあるいはこれまで知らなかった古いMusiciansのものも含まれる。これが意外と楽しい作業になった。まだまだ素晴らしい人達が素晴らしい音楽を作っているのを知ると元気になる。

それではそのPlaylistから10曲をYouTubeでご紹介しよう。

1. John Martyn ”May You Never”

英国のSinger Song WriterであるJohn Martynの1973年第四作”Solid Air”から彼の代表作”May You Never”。Eric Claptonが”Slowhand”で本曲をカバーしている。バックはRichard Thompsonとの共演で有名なDanny ThompsonとFairport Conventionのメンバーが務めている。本アルバムのTitle Trackは薬物過剰摂取で亡くなったNick Drakeに捧げられている。Johnは2009年に死去。

2. Gregory Alan Isakov ”Big Black Car”

今年の10月2日、NHK FMのゴンチチの番組で流れていて気に入った曲。南アフリカで生まれ7歳で家族と米国に移住し、現在はColorado州のBoulderに住んでいるGregoryが2009年に発表した4枚目のアルバム”This Empty Northern Hemisphere”に収録。Leonard Cohenやツアーに同行したことがあるKelly Joe Phelps、そしてBruce Springsteenの影響を受けている。

3. Nate Smith ”Fly (For Mike) [feat. Brittany Howard]

Drummerとしても超有名なNate SmithがAlabama ShakesのBrittany HowardをFeatureした本曲は彼のNew Albumである”Kinfolk 2: See The Birds"に収録されている。Nate SmithはJose JamesがBill WithersのCover Albumを発表した際に来日したLiveにバックで演奏しているのを見たことがあるが、間違いなく素晴らしいDrummerだ。このKinfolkはTrilogyらしく本作はその第二作目。

4.  Nathan Salsburg ”Psalm 147”

米Indie界の名ギタリストNathan Salsburgがヘブライ語で編まれた詩編を用いて曲をつけるシリーズの第三作。Penssylvaniaで生まれ、Kentuckyで育ち、民族音楽の研究科として有名なAlan Lomax Archiveで働いた後、再びKentuckyのLuisvilleに戻っている。Jeff TweedyがProduceしたJoan Shellyの作品にも参加しており、本アルバムでは盟友Bonnie ”Prince”Billyが参加している。

5. John Smith "Star-Crossed Lovers (feat. Lisa Hannigan)"

今年の3月に発売されたJohn SmithのアルバムからLisa HanniganをFeatureしたこの曲。Lisa Hanniganが数年前にJoe Henryと来日した際にJohn SmithがGuitaristとしてバックを務めていた。同LiveのEncore曲がThe Bandの”The Night They Drove Old Dixie Down”だった。本アルバムには他にもSarah Jarosz, Bill Frisell, The Milk Carton Kidsなど豪華なGuest陣が参加している。

6. Birdy ”Surrender”

英国のシンガーソングライターが今年の4月に5年振りのStudio Album ”Young Heart”をリリース、先行配信シングルがこの曲。母親がピアニストで父親は作家で声優、12歳の時に”Open Mic UK”で優勝し、14歳の時にBon Iverの”Skinny Love”をカバーしてヒット。

7. The Bright Siders ”Sad is Not Forever [feat. Kristin Andreassen & Chris Eldridge]”

小児心理学者のDr. Kari Groff、SongwriterのKristin AndreassenとPunch BrothersのGuitaristであるChris Eldridgeが中心となって、豪華なゲストを招いて製作したアルバムで、子供たちのメンタルヘルス、哀しみや怒りから転校やいじめなどの問題を解決することを目指している。

8.  Alison Russell "Nightflyer"

2012年に夫のJT NeroとBirds of Chicagoを結成、2019年にはRhiannon Giddens等とOur Native Daughtersを結成したAlison Russellの初ソロアルバム”Outside Child”から”Nightflyer”。

9.  Clairo "Amoeba"

19歳の時に80年代ポップの影響を受けて製作した動画”Pretty Girl”が3500万再生を突破し知名度が急上昇したClairoの最新アルバム”Sling”から”Amoeba”。

10. Imogan Heap ”Hide and Seek”

英国のSinger Song WriterであるImogan Heapが2005年にアルバム”Speak for Yourself”で発表した曲で、当時Fox TVの”The O.C.” Season 2のEnding曲として使われたことで注目を浴びた。2009年にはJason Deruloが”Watcha Say”でサンプリングし、Billboard Hot 100で一位を獲得した。

これら10曲を含むPlaylistをApple Musicで公開中なので、Apple Musicにアクセスできる方は是非どうぞ。


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