見出し画像

夫婦で育休を半年取得して感じたこと

6月から育休を取得してから早いもので半年が経過しました。生後6ヶ月も過ぎると家庭環境も落ち着いてきたので、これまでの育休生活を振り返りたいと思います。

夫婦で育休を取得して良かったこと

1 交代しながら育児をすることができる。

一人で育児をしていたら24時間、常に子供の世話をしなくてはなりません。これが二人なら交代して世話をすることができます。
生後間もない時期は外出も満足にできませんが、二人いれば交代で外出し、自分の時間を確保できます。
育休中といえど、一人の時間は絶対に必要です。言葉の通じない赤ちゃん相手に24時間過ごすことは、かなりストレスになるので、毎日少しでも自分の時間が確保できると精神的にかなり楽になれます。

2 授乳中に食事の準備ができる

生後間もない時期は妻は授乳で拘束される時間が長くなります。当然この間は身動きが取れないため、あらゆる家事ができません。食事を準備する時間もないので、第一子のとき妻は昼食に素麺など簡便な食事で済ませていました。
夫婦で育休中の現在は、授乳等で身動きが取れない妻の代わりに私が料理、洗濯などの家事を済ませることができるので、妻の育児ストレスを低減させることができていると思います。

3 子どもの成長を共有することができる

第一子のときと違って、常に一緒に過ごしているので、子供の些細な行動の変化などを共有することができます。妻が一人で育児をしていたら、リアルタイムで成長の様子を共有することはできなかったと思います。また、常に夫婦間で会話が生まれるのでコロナ禍においても誰かと会話ができないというストレスはあまり感じずに済んだことは、とてもありがたかったです。

4 妻への感謝の気持ちを持てた

第一子のときも、自宅で一人で育児をしてくれて感謝していました。でも、自分も育休を取得して24時間協力して育児をすることで、休みなく育児をする大変さを実感することができました。そのおかげで、素直に妻へ「育児を頑張ってくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えることができました。
自分では育児の大変さを理解していたつもりでしたが、第一子のときは「協力」ではなく「参加」させてもらっているに過ぎなかったのかなと思いました。本当の意味で夫婦で「協力」して育児ができたことは、私たち夫婦にとって将来の財産になるだろうと思います。

5 育児から逃げずに24時間かかわれたこと

育休を取ることで24時間子どもと過ごせることは幸せなことであると同時に、休むことなく育児をしなくてはなりません。
第一子のときは仕事の時間などホッと一息つける時間がありましたが、今回はそのような時間はほとんどありません。どんなときも、子どもが泣けばすぐに対応しなくてはなりません。
第一子のとき妻はひとりでこのような逃げ場のない状況で育児をしてくれたことをようやく分かることができました。
私は比較的夫婦で協力して育児をしてきたつもりでしたが、日中に一人で育児を担う過酷さや精神的なプレッシャーをようやく理解できたと思います。
改めて妻に感謝の気持ちを持つことができました。
また、自分の中に育児から逃げたい、やりたくないという感情があることに気づけたことも良かったです。育児から逃げたいと思うことは全然恥ずかしいことではないと思います。誰もが持ち得る感情のはずで、自分にもその感情があると理解できたことは自分の成長に繋がると思いました。

夫婦で育休を取得して良くなかったこと

良くなかったことは本当にありません。お金のことや仕事のことで不安に感じることはありましたが、そんなことがどうでもよくなるくらい、夫婦で子どもと向き合える時間は貴重で自分にとって大切な時間になったと思います。

仕事に復帰したときのことは今気にしてもしょうがないし、なんとかなると思っています。こればっかりは復帰してみないと分かりません。

復帰後に後悔する事もあるかもしれませんが、自分で取得を決めた育休なので、そのようなことにならないようにしたいと思います。

育休半年経過後の今の心境

育休が5ヶ月経過する頃までは育児に夢中で取り組んできましたが、最近になって時間に余裕ができてきて、育児だけに専念する今の環境が少し苦しくなってきました。
要するに毎日終わることのない育児から逃げたくなったのです。
毎日同じことの繰り返しで達成感の全くない育児よりも仕事をしている方がよっぽど楽だと感じるようになりました。
また、単純に仕事をして社会と繋がりたいと思うようになりました。

もちろん育休を取得したことを後悔しているわけではありませんが、夫婦で協力して育児をしていてもこのような気持ちになるということは、妻が一人で育休を取得していた期間はもっと辛かったのだろうと、今になって気づくことができました。

自分がこのような気持ちになることは育休開始当初は思ってもいませんでしたが、育児の辛さを肌で感じることができてよかったと思います。また、妻が日々育児をしてくれていることに、感謝する気持ちを伝えられるようにしたいと思いました。


この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?