見出し画像

The Life in Japan Episode 2 〜柔道整復師国家試験〜

こんにちは、Kiyoです。


閲覧ありがとうございます。
今日は実家の冷蔵庫と冷凍庫の大掃除をしました。
信じられないくらいmessyでした。
はい、今日も絶賛ニートです。

今日は柔道整復師の国家試験の事について書こうと思います。

1.  受験資格

さて柔整の国家試験は4年次の3月初旬にあります。
受験資格は文科省認定の専門学校または大学で3年以上、知識及び技能を取得した者とあります。要は柔整科のある大学か専門学校に入学して卒業見込みもらえればオッケーです。
僕の大学では4年生になると2ヶ月に1回くらいのペースで模擬試験があって、何回か合格ラインを下回ると国家試験を受けさせてもらえません。卒業はできるけど。
そういった決まりは文科省からは特に無いはずなので、この制度は学校によると思います。
個人的には本人が受けたければ、受験させてあげれば良いと思うんだけど(ほぼ落ちるだろうけど笑)、大学としては合格率を高く保ちたいから、受けさせたく無いというのが本音ですね。

2. 試験内容

柔整の国家試験は必修問題と一般問題の2パートに分けられています。

必修問題については、配点を1問1点とし、全50問中、その得点が総点数の80%以上、40点以上取ると合格。
一般問題については、配点を1問1点とし、全200問中、その得点が総点数の60%以上、120点以上を取ると合格。
必修問題及び一般問題の両方の合格基準を満すと合格、柔道整復師になることができます。
試験は午前午後に分けられていて、2時間半ずつ計5時間になります。
解答は選択式で4〜6択からだったと思います。
出題範囲は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学(内科学)、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論(脱臼骨折の整復、固定など)、関係法規(柔整に関わる法律)です。

3. 合格率

合格率は、年度によってばらつきはあるものの、大体70%前後といわれています。

柔整ホットニュースによると(そんなんあるんだ笑)

今年の受験者総数は5,270名、合格者数は3,401名、合格率は64.5%。
内訳は、新卒受験者は3,708名中、合格者は3,144名で合格率は84.8%。
既卒受験者は1,562名中、合格者は257名、合格率は16.5%。

昨年と比較して受験者総数は894名、合格者数は653名ととともに減少し、合格率も1.3%下落した。

みたいですね。
僕が当時感じたのは、

1. 難しい試験内容では無い
2. めっちゃ主観だけど、新卒者は90%くらい合格できる(記念受験、合格ラインギリギリ下回る人を除いて)
3. 既卒受験者は1年間モチベーションを保つことが難しいから、合格率が低い

です。

4. 試験の感想

計5時間の試験時間は長いと思うかもしれませんが、しっかりと勉強していれば、1時間半くらいで解き終わり、見直しをして2時間くらいで終わると思うので大学の mid-term や final exam とさほど差はないかと思います。
僕の場合は1時間くらいで解き終わり、1時間半くらいで退出したと思います笑
早めに退出すると試験官(現役柔整師)に睨まれます。こういう感じが柔整のsociety にはあり、柔整師として活動する気が無くなった要員の一つです。

午前中の試験が終わると会場では一斉に必修問題の解答のすり合わせが始まります。結構圧巻の光景です。必修問題を落とすと不合格なので、午後の試験をする意味がないからです。ここに関しては普段ズバズバという性格の僕でも嘘ついてギリギリいけると思うよとか言ってました笑
公式解答は出ないのでわからないですが、満点か1問ミスでした。
必修問題の合格点数は60%以上の正答率が必要とあり、少しプレッシャーがかかるかと思いますが出題問題は柔整師として本当に基礎的な内容なのでそこまで難しくはありません。おそらく、医療系の学生ならどの分野の人でも解けるとお思います。

午後の試験はより実践的というか practical な問題で外傷の発生機序/ mechanism of injury や柔整学、内科学、外科学などが出ます。
少しわからなくても基礎的な内容を覚えていれば、そこから答えを見つけられるのでそこまで難しくはありません。

総評は柔整の国家試験は落ちる試験ではない! というとこです。
賛否両論あるかもしれませんが、内容的に落ちるほどの難易度ではない、ということと、その難易度で落ちるならヒトの身体を診る資格は無いと思います。


今回は少し長くなりましたがここまで読んでくださりありがとうございます!

そういえば柔道整復師とは?とか、実際どんな感じの業界なの?とか話してないなと思ったので、順番チグハグだけど、次回はその辺について書きたいと思います。



ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

BOC-ATC(certified athletic trainer)、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、英語学習、アメリカ留学、アメリカ就職などなど、僕にお手伝いできることがあれば、どしどしご相談ください。

あと、感想ありましたら、よろしくお願いします。

Everything is going to be fine.

Kiyo

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?