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【読書感想文】具体と抽象

【インプット目的】
具体→抽象へと至る思考が苦手であったため、抽象化思考とは何か?を知るために読書。

【ベスト名言】
抽象化とは一言で表現すれば、「枝葉を切り捨てて幹を見ること」。
文字通り「特徴を抽出する」ということ。
要は、様々な特徴や属性を持つ現実の事象のなかから、
他のものと共通の特徴を抜き出して、ひとまとめにして扱うということ。

【最大の気づき】
福沢諭吉は「高尚な理は卑近の所にあり」という言葉を残している。
まずは徹底的に現実を観察し、実践の活動を通して世の中の具体を掴み、
それを頭の中で抽象化して思考の世界に持ち込む。
そこで過去の知識や経験をつなぎ合わせて更に新しい知を生み出した後に、
それを再び実行可能なレベルにまで具体化する。
これが人間の知とその実践の根本的なメカニズムということになると考えられる。

【ToDo(今日から実践したい)】
抽象化思考を鍛えるために、
本を読んだり、映画を観たり、芸術を鑑賞することで擬似経験を行い、視野を広げていく。
そうすることで、「一見異なるものの共通点を探す」ことができるようになり、
自ずと抽象化思考が鍛えられる。

【感想】
抽象と具体はセットで考えないとはいけないが、どちらも相反している考え方である。特に具体レベルでしか考えない人は抽象のことが分からず、「あの人何言ってるんだ?」となりがちである。
(現場が上司や会社の方針に不満を持つようになる要因の1つはこれかなと…)

誰かに何かを説明するときは、今どの視点・レベルの話をしているのかを示しつつ、共通認識と理解を進めながらでないと難しいということが改めて理解した。
また、時間のない中で説明することもあるため、そういった際には「要するにどういうことか」をシンプルに整理できるように全体像を把握した上で、何が重要なのかを抽出できる能力が必要だということも分かった。

自身の企画書が具体レベルになりすぎて、数分で話すことが難しいことが多々あるので、今回学んだ点を意識して、今後の企画書作成に臨みたい。


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