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古材に地図焼き付けワークの報告

前回までのワーク(↓下地板貼付)から時間経ちましたが(2ヶ月!!)、先日、古材に地図を焼き付けました。

目次
・作業場所
・諏訪湖の地図データ
・レーザーカッターを焼き付ける。
・床板・レーザーカッター・地図。そして木目。
・床板を寄りで。
・考察:素敵木目にレーザーを焼き付ける際の注意点。

作業場所

場所はIID世田谷ものづくり学校内にある
fablab setagayaさんです。
これまで、fabcafeさんやMake's Baseさんで焼き付けていたのですが
今回はここで。
レーザーカッターは一コマ45分で¥2,000です。
はじめて使う人は講習を受けてから使えるようになります。
今回は2コマ予約しました。



諏訪湖の地図データ


焼き付けるデータは諏訪の地図です。古材を買ってきたリビセンさんがある場所。地図は諏訪湖を中心にしてみました。道路線だけ抽出するとこんな感じになります。
山と市街地と湖の関係がいい。
ちなみにリビセンさんで床板の古材を買った時のnoteはこちら↓


レーザーカッターを焼き付ける。

そして、セットアップを済ませたらそのままレーザーカッターで焼き付けです。
今回は↓の写真の床板に。
もう一つりんご箱の古材にも焼き付ける予定でしたが、fablabの機材だと焼パワー・スピードの関係で焼き付けに100分ぐらいかかることが判明したので、床板のみ。
木目がすごい。

こんなのを100分ずっとみてました。
飽きない。
そして、やはり木目のクセがすごいんです。


床板・レーザーカッター・地図。そして木目。

そして、焼き付け完了後がこれ。笑


木目のクセが強い!
写真ではなんのこっちゃわからないかもしれませんが、わらわらと線が入っているのが焼き付けた線です。
実物はもうすこし線の感じがわかるのですが、床板の木目に負けてしまいました。


床板を寄りで。

床板を寄りで撮ってみました。

このように一部を切り取るといい感じなのですが。
全体でみるとどうやら人間にとっては木目がまっさきに飛び込んでくるようです。
今回やってみて気づいたのが、木目によって焼き付けた線の色が変わるということ。
木の硬さがそのまま焦げ(黒線)になったり、白線になったりしました。
さらに、焼き付けたことで木目の段差が気になるように。

一部を切り取って見てみると、木目が地になってレーザーの焼き付けが際立つようですが。
全体で見ると、木目が(地と図でいうところの)「図」になってしまい、焼き付け線は「地」の中に埋没してしまったようです。

勉強になります。



考察:素敵木目にレーザーを焼き付ける際の注意点。

そこで、このような素敵木目にレーザーを焼き付ける際の注意点を考えてみました。


線を太くする
 そもそもですね。でも、これも照射時間などの制約があるので限界がある。

焼き付ける線を記号性のつよいものにする(人が認識しやすいものにする)
 これもそもそもの話。
今回は地図という、ある種「抽象度の高いもの(人がパッと認識しにくいもの)」にしてしまったので木目に負けてしまったようです。
木目の縞々を活かすように、レーザーカッターで描くものはシマウマとかトラとか(笑)にするともっとこのクセを活かせるかもしれない。

テーブルレベルの大きさではなく、小さな木片レベルまで小さくする。
 床板の木目が地になるように、エッジを見せる。

とかですかね。


しかし、モノっておもしろい。天板そのもののの製作も思ったより手間がかかってうまくいかないことが多いですが、今回も学ぶものが多かった。


次回はリベンジ。木目の特徴が弱いリンゴ箱の焼き付けをします。

楽しみ。

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