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【近況報告と今日のマンガ紹介】


先週に老衰の末期腎不全で闘病していた愛犬が天国に逝ってしまい、心構えしていたにもかかわらず結構なダメージを受けて引きこもっていました。

赤ちゃんの頃から育つ様子を見守っていて可愛がったペットが亡くなるという経験が初めてで、こんなに喪失感に襲われるものなんだと知りました。

まだ、ふとした瞬間に「居る」感覚になってしまい涙が唐突に出たりするのですが、少しづつ気持ちを整理していきたいと思います。
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【今日のマンガ】

「ハコイリのムスメ」連載中 池谷理香子先生

昔から知っている先生ではあったのに、なぜかハマらずに過ごしてしまっていました。勿体ない。
今回改めて読んでみて、池谷先生の描く話は感情の変化を描くのがシンプルでわかりやすくて、とても好きだと感じました。

何より主人公、珠子の感情が豊かでわかりやすい。お嬢様育ちで世間知らずな人がやってしまいがちあるあるも多い。
そして、5巻~6巻にかけては珠子の義理の妹が登場して、平穏だった日々に大きなうねりをもたらす展開が起こる。

この妹が曲者で、最初は害がなさそうな描写なのに、どこか不穏な気配がある。
この「どこか」不穏な気配を読者に薄っすら感じさせつつ演出するのが、とにかく上手な先生だなと思います。

ちりばめた装置を上手く使って、かなり後から演出が活きてくるとか、人間関係も豊かでキャラが濃ゆい。

マンガmeeだとコメントが見れるんですが、毎話、読者が先を予想したり、議論を繰り広げていて、育った環境がそうだとそうなるよね、とか、人を助ける時にはこういう行動が正解だけど心情的に割り切れない部分があるとか、ただ「キャー素敵」というコメントばかりでない、まるでキャラが現実にいるかのように話す姿に皆が夢中で読んでいるのが伝わってきます。

私も先が気になりすぎて最新刊まで一気に購入してしまいました。。。

最終回の二人はどうなっているんだろう。

こういう期待を持たせてくれる漫画を発見するたびに嬉しい気持ちとやる気が湧きます。

「今日も楽しませていただきました、ありがとうございます!」という気持ちを持ちながら、自分の漫画に池谷先生の演出を取り入れたいと野望も持つ。
そんなことを思いながら、今日は眠ります。
おやすみなさい。

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