【コロナ禍】30代転職失敗してしまうケース
転職したいけど失敗したくないなー
転職目的をしっかりしておかないと失敗する羽目になります。
昨今と事情が異なりコロナ禍での転職は難しい上に、さらに失敗すると取り返しのつかない場合もあります。
転職する理由は人それぞれですが今回は転職先をこんな決め方で決めてしまうと失敗してしまうということを研究結果を用いながら紹介していきます。
転職失敗してしまう傾向
転職先の失敗
結論:転職エージェント使った方が失敗する確率は下がる
転職失敗してしまう傾向
転職して今の環境より条件をあげようとしても万が一環境が悪化してしまう可能性もあります。
今回はまず転職するにあたって失敗してしまう傾向を紹介していきます。
仕事選びで誰もがハマリがちな定番のミスを知っておきましょう。
まずは下記の本を参考にして見ていきます。
好きを仕事にする
好きなことを仕事にしても幸福度は上がらない。
まず企業での取り組み方の調査について紹介します。
成長派の方が1-5年の長いスパンでみたときには『幸福度』『年収』『キャリア』のレベルは高い結果になりました。
恋愛も『理想』から入ると後々しんどくなるパターンと似てますね。
仕事とはこんなものかと割り切ることが新しい環境下でも成長できる要因となります。
youtuberという新しい職業などが誕生して『好きなことで生きていく』といったCMが当時は話題になりました。
現在はフリーランスやリモートワークなど新しい働き方があるのでこういった仕事全体の幸福度は変わってきてるかもしれません。
最初から自分の仕事を天職だと考えているより仕事を始めて努力するにつれて情熱になって天職に変わったとパターンが多いです。
2014年にロイファナ大学が多数の起業家にアンケートを行い次のようなことが分かりました。
いまの仕事に対する情熱の量は、前の週に注いだ努力の量に比例していた
過去に注いできた努力の量が多くなるほど、現時点での情熱の量も増加した
なんとなくやってたら楽しくなったパターンあります。
好きなことを仕事にすればうまくいくという考え方は分かりやすいから支持されがちです。
給料の多さで選ぶ
収入の多さで選ぶの自然なことで求人サイトの検索結果で年収『○○円以上』で検索する人は多いはずです。
ですが給料が多いか少ないかは仕事の満足度とほぼ関係ないとの研究結果も出ています。
もちろん人生の目的によって仕事選びは変わってきますが『幸福』の観点からみると給料の多さは比例しません。
年収より幸福度をあげる方法としては
仲が良いパートナーと結婚する
健康レベルの改善
コスパの良い年収を紹介した記事は下記から飛べます。
年収が仮に400万円で年収が倍になっても幸福度は上がらない可能性もあります。
さらに給料アップの効果は1年しか続かない理由として
お金を持つほど限界効用が下がる
お金の幸福は相対的な価値で決まる
『限界効用』とは好きなケーキを食べても本当に美味しいと感じるのは最初の1個だけで2.3個と矢継ぎ早に食べても味の感動が薄れていくようなものです。
もちろん給与も大切ですが他のことも視野にいれないと費用対効果が低い人生になります。
「年収アップを狙いたい」
「最低限、現在の年収はキープしたい」
といった条件で転職先を決める方が多いですが、こだわりすぎると失敗してしまうケースもあるみたいです。
年収アップについては、目先の待遇だけにとらわれず、長期的に考えていくことがベターですね。
業界や業種で選ぶ
仕事を選ぶ基準としてはざっくり分けると
個人的な興味で選ぶパターン
なんとなく興味があるから
楽しそうだから
有望そうな業界を選ぶパターン
メタバースが伸びそう
Saasの市場が大きくなる
フィンテックが伸びそう
この考え方で転職失敗するケースもあります。
専門家でも有望な業界は予測できない
個人的な興味の変化も予測できない
予想の精度でみるとコイン投げと変わらないということがペンシルバニア大学のデータでわかっています。
結果は専門家の予想はほぼ50%の確率でしか当たらないということでした。。
自分の好みも予測できないとかありますからね。
仕事の楽さで選ぶ
ハードワークはもちろんのこと楽な仕事でも死亡率が高まります。
一番良いのは『適度なストレス』理由は
仕事の満足度を高める
会社へのコミットメントを改善する
離職率の低下
良いストレス悪いストレス期間短い(数分から数時間で終わる)長い(数日~数年)メンタルへの影響モチベーションアップモチベーション下がる脳への影響認識機能の改善記憶力の低下免疫システムへの影響身体のダメージの回復免疫力下がる心肺機能への影響体力があがる生活習慣病になる
ここで見極めたいポイントが地位が低いひとは好きなように仕事を動かせず、仕事の内容も選べません。
実際に幸福度を左右するのは『裁量権』ということになります。
直感で選ぶ
自分の好みや給料の多さで選ぶのが難しい場合、最終的には直感で選んでしまう人もいるのではないでしょうか。
直感で考える人は自己正当化に終わりがちです。そもそも入ってから数ヶ月して会社の全貌がわかってくるのに
直観力は正常に働きません。
直感的スタイル 直感や感覚で決定する
依存的スタイル 他社のアドバイスをもとに決定する
回避的スタイル 決定を引き伸ばす
自発的スタイル できるだけ早く決める
合理的スタイル 論理的に考えて選択
2014年にボーリング・グリーン州立大学が行った研究で274人にアンケート調査を行いました。
最も大きな成果を出した考え方は合理的な意思決定の学生でした。この結果から
ほとんどの人生の選択においては論理的に考える人の方が人生の満足度が高く日常のストレスも低いという結果になりました。
転職先の大きな失敗ポイント
従業員に悪影響を及ぼす職場の特徴は大きく分けて2つになります。
時間の乱れ
職務の乱れ
長時間労働による時間の乱れや仕事に一貫性がなく体調を崩すパターン
会社員
うちの会社は両方あるなーー。。。
時間の乱れ
時間の乱れは細かく分けると
シフトワーク
長時間通勤
長時間労働
ワークライフバランスの崩壊
シフトワーク
仕事の日は5-6時間睡眠しか取れず疲れが徐々にたまっていきます。
日中働く人
たしかに夜勤交代制は寿命が短くなるといった話をよく聞きます。
シフトワークが体に悪いのは『体内時計』のリズムを壊すからです。
長時間通勤の代償
こちらもデータがあります。
離婚しやすくなる
不安になりやすい
太りやすくなる
運動不足になる
睡眠時間が減る
長時間通勤に耐えながら年収400万円をもらう人がいた場合、年収560万円に上がらないと割に合わないという研究結果があります。(正確には長時間通勤がもたらすストレスの高さは年収が40%アップしないと割に合わない)
また幸せを感じる通勤時間も答えが出ていて答えは「20分 」。
離婚問題
スウェーデンが調査研究した論文によると、夫の通勤時間が45分(往復で)を超えると、その夫婦の離婚率が40%も上がるという研究結果があります。
不安症になる
公共交通機関や車の渋滞、満員電車などはさらに、上乗せしてストレスや悪影響を私たちに与えるでしょう。自転車や徒歩で通勤通学する人は、健康にいいのでまだマシでしょう。それは運動になり、気分転換にもなるからです。
太りやすくなる
カリフォルニア大学の研究では、通勤時間が長いと肥満になりやすいという研究が発表されています。
睡眠不足
通勤時間長いと睡眠不足に陥りやすいです。
下の画像は『autosleep』というアプリで睡眠を毎日チェックしていますが
上が月曜日 下が日曜日
ネガティブ思考になりやすくなる
風邪をひきやすくる
集中力や記憶力が低下する
など、とにかく体に悪いことばかり。
ブラウン大学の研究結果では通勤時間が1分増えるごとに 睡眠時間は0.2205分ずつ減るということが分かっています。
日本人の平均通勤時間は往復で1時間17分と言われていますので、そう考えると、年間でおよそ63時間も睡眠時間が減ってしまっているということになります。
職務の乱れ
職務の乱れとカテゴリー分けすると
雇用が不安定
仕事の裁量権がない
組織内不公平
転職先でもこんなはずじゃなかったといった声もあります。
「エン転職コンサルタント」 転職後のギャップについて発表 | エン・ジャパン(en Japan) (en-japan.com)
仕事の楽さのパートでも紹介しましたが、裁量権=自由の認識があり『幸せ』を左右する要素となっています。
例えば
作業をするスケジュールを決めれる
仕事内容を選ぶことができる
収入や社内ルールに好きな意見を言える
職場の自由度が高くなるほど仕事への満足度は上がって離職率が下がりやすい傾向に
まとめ 【コロナ禍】30代転職失敗してしまうケース
いかがだったでしょうか。
今回は転職失敗してしまうケースを想定して記事を書いていきました。
30代で転職を考える場合、不安が出てきてどうしても失敗することを想像してしまいます。
人生を大きく左右する転換期ということで、非常にデリケートな問題、失敗しないためにもしっかりとした準備をすることが大事です。
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