見出し画像

ダフトパンクが私に与えた影響

ダフトパンクが解散した。
活動はしていなくても彼らの存在はいつも大きいものだった。
フェスに出演する噂もたまにあった。2017年にはワールドツアーの噂もあった。どうせ出ないと思いつつも、どのアーティストより出演を期待していたアーティストだった。

TSUTAYAで初めて借りた彼らのアルバムDiscoveryの1曲目、One More Timeを聴いた時は衝撃だった。
当時はインディーロック、オルタナを好んで聴いていた自分にとってはエレクトロニックミュージックは馴染みのない物だった。

まあ、なんか有名っぽいし聴いてみようかな。くらいでTSUTAYAの試聴機で聴いてみた。1曲目のOne More Timeを再生しだして同じリズム・メロディがリピートされて「このCD音飛びしてんなー」と思い停止を押そうとした時に聴こえたフックの「One more time!」この一発でエレクトロニックミュージックへの抗体ができたのだと思う。
この経験が無ければ人生で最高のライブとも言えるフジロック2013のBoys Noizeもここまでの経験にはならなかった。

最後のアルバムとなったRandom Access Memories。
このアルバムは2013年リリースで当時はEDM最盛期。そこに一石を投じるかのようなフュージョン、ディスコ、ファンクによるグルーヴ感。
お決まりの「ブレイク ー ビルド ー ドロップ」という一辺倒な構成の当時のEDMに対して「こういうダンスミュージックもあるけど、こっちで踊ってみない?」的なメッセージに感じた。
このアルバムによって自分の中にさらにファンクとかディスコミュージックの抗体ができた。
2017年、EDMが全体的に飽きられていた頃にCalvin HarrisがリリースしたFUNK WAV BOUNCES 1を聴いた時も当時のダフトパンクを思い出してRAMを聴いていた。このアルバムも経路としてはRAMがあってその積み重ねで良さを見つけられたんだろうなぁ。

ダフトパンク自体の活動は少なかったので接点はそこまで無いものの私の音楽遍歴を語る上では非常に重要なデュオであった事とに間違いはないし、今週は彼らの作品をもう一度聴き込みたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?