5年ぶりのカンボジア、楽しみ、でもちょっとこわい
3月くらいだっただろうか。
去年の12月に、退職した職場からの退職金が入った。
3年とちょっと勤めた。
帰国後、コロナ禍もあり路頭に迷ったわたしに声をかけてくれた元バイト先。
たくさん、とはいえないが、わたしには十分すぎるくらいのお金をいただいた。
そのお金で、わたしはカンボジア行きのチケットを買った。
大体7万くらいだった。
円安の影響を感じる。
それでもよかった。
わたしは、カンボジアに行きたかった。
9ヶ月間、生きていたあの地に、また戻りたかった。
「いつ、カンボジアに戻ってくるのか」
たくさんの生徒から、住み込みからそう聞かれた。
そのたびに、「いつか」「来年かな」とごまかしていた。
というのも、カンボジアに行けるほどの財力と時間がなかったからだ。
でも、今回は違った。
「7月、カンボジアいくよ」
自信持って言える。
2019年、カンボジアでわたしを支えてくれたたくさんの人たちに会いに行きたい。
期間は、7月12日から15日。
短いけど、予定いっぱい詰め込みたい。
行きたいところに行きたい。
会いたい人に会いに行きたい。
コンポンチャムの村には必ず行きたい。
今もインターン生がいるのかな
誰が住んでるのかな
全然分からないけど
そこに、知ってる人がいるのなら
会いに行きたい。
プノンペンにも行きたいな。
お世話になった方に会いに行きたい。
積もり積もった話をしたい。
あの時はありがとうございました、って伝えたい。
変わった街並みを見てみたい。
とても楽しみ。
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でも、ちょっと怖いんだ。
カンボジアに行ってしまったら
また、カンボジアロスが来そうで。
思い出すたびに涙が止まらなくなって
カンボジアに帰りたい、と懇願してた
あの頃と一緒の状態になるんじゃないかって。
しかも、5年ぶり。
はじめて海外に行くかのように緊張してる。
あれ、海外に何持っていくんだっけ。
ビザっていくらだっけ、どうやって取るんだっけ。
あの頃泊まってた宿ってまだあるっけ。
SIMカードまだ使えるっけ。
グラブどうやって呼ぶんだっけ。
いろいろと考えてしまう。
楽しみ半面、不安半面。
日に日に迫るカンボジア旅行の日。
まだわたしのこと覚えてくれてるのかな。
わたしの知っている方たちは元気かな。
どんな人に出会えるのかな。
クメール語、話せるかな。
いろんな不安と、期待を背負いながら
カンボジアのことを考えている。
もし、コロナがなかったら、わたしは今頃
カンボジアで生活していたのかな。
村で現地人化してそうだな。
はたまた、プノンペンで優雅に生活していたのかな。
たまーに思う。
あのままカンボジア住んでたらどうなってたかな?
きっと、またカンボジアに行ってしまったら
住みたくなってしまうんだろうな。
現地の人のために、なにかしたくなって
自分にできることがないか
仲間と一緒に一生懸命考えて
カンボジアの言葉を覚えて
コミュニケーションをとって
みんなみんな、慣れない土地で
精一杯、生きていたあの頃に
戻りたくなってしまうんだろうなぁ。
こわい、でもたのしみ。
そんなカンボジアの旅。
どんな目標を持っていくのか。
だれに会いに行くのか。
いっぱい、考えたい。
カンボジアの今を、知ることができたらいいな。
2024.6.4
Ahya