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人見知りのエンジニアがコミュ力を身に着けるまで

自分はコミュニケーションが苦手!?

自分は、話すのが苦手だからコミュニケーション力が低いと思っている人がいます。

僕は、大学院まで電子工学を学んで、そのまま電機メーカーの開発職に就きました。仕事ではほとんど人と話さずに、実験室にこもって機械とともにいる生活をしていました。その結果、自分の考えを人に話すことがとても苦手でした。そして、そんな自分に対して、

「僕は人見知りだ」

「僕はコミュニケーションが苦手だ」

と思っていました。

そんな自称コミュ障だった僕ですが、とある経営者の方に教えていただいたコミュニケーションの前提をきっかけに、今では初対面の人と話すことがとても楽しくなりました。

その結果、今では自分でイベントを主催して、人を集める側になっています。

人見知りは慣れてないだけ

僕が教えてもらったコミュニケーションの前提は2つです。

1.コミュニケーション上手は聞き上手
よく、自分は話すことが苦手なんですという人がいます。僕も、自分から話すタイプではありません。

話すのがうまい人がコミュニケーション上手だと思われがちですが、僕が教えてもらったコミュニケーション上手な人というのは、聞き上手な人です。

聞き上手になるために、僕が意識していることは、

相づち、うなずきなどのリアクションと、相手への質問、自分の表情です。

リアクションは、会話にリズムを生みます。リズムが生まれることで、相手が話しやすくなります。

質問で意識していることは、抽象的すぎる質問よりも、相手が答えやすくなる質問をすることを心がけています。例えば、僕はラーメンが好きで、東京都内のさまざまな場所のラーメン屋を食べ歩いています。このことを人に話すと、「おすすめのラーメン屋を教えてください」と聞かれることがよくあります。実は、この質問はとても困ります。僕にとっては、ラーメン自体が大好きで、どのお店もとても美味しいんです。ですのでいつも回答に困って話が途切れてしまいます。

でも、ここで質問を「女性と行くと喜ばれるラーメン屋を教えてください」と変えると、「それだったら池袋の〇〇がおすすめです!」とすぐに答えることができます。そこから、どんな女性と行くのかだったり、なぜそこがおすすめなのかだったりという話題で次の会話に繋がります。

また、面接官のようにただ項目を問うのではなく、相手の頭の中でイメージしていることを言語化する手助けをしています。

これについては、また別の記事で詳しく書いていきたいと思います。

そして、会話をする時の自分の表情を意識しています。相手が楽しそうに話している時は自分も笑顔になっているか。まじめな話をしている時に、真剣な顔で聞いているか。最近はオンラインで人と話すことが増えました、オンラインでのミーティングツールは自分の顔も映るので、どんな顔で会話をしているのか確認しながら話せるため、とても便利です。

リアクション、質問、表情。どれも、自分自身でコントロールできるものです。これをうまく使って、相手が気持ちよく話せるようになれば、とても会話が盛り上がります。

2.人見知りは思い込み

僕が経営者の方に教えていただいた2つ目の前提は、人見知りは生まれ持った能力ではなく、後天的に自分で思っているだけの思い込みであるということです。

僕は、年間数百人以上の人と知り合ってお話をしていますが、自称人見知りの人はたくさんいます。その中でも、人見知りを治したいという人もいます。僕は、その人達に質問をします。
「毎月どれくらいの人と知り合って、その人と会話をしていますか?」
ほとんどの人が、10人以下と答え、中には0人という人も少なくありません。

人と出会う事が少なくても、社交的な性格で初対面の人とガンガン話せる人はいます。
でも、先程書いたように、

話せる=コミュニケーション上手

ではありません。

スポーツも、始めたばかりではうまくいきません。料理も、いきなりうまくはいきません。
サッカーを始めたばかりでうまくいかない時に、「僕はサッカーが苦手なんだ」という子供がいたら、「うまくなりたいなら練習しよう!!」と言いたくなりますよね。

人とのコミュニケーションは、慣れです。

人と話すのが苦手だな、緊張するなと思う人は、たくさんの人と会い、慣れましょう。

ちなみに、自称人見知りだった僕が、人と話すことに緊張しなくなったのは、1000人くらいと知り合ってからでした。

1000人と話せば、間違いなく慣れます。そして、人と話すことが大好きになっています。

僕はこれから、もっとたくさんの人と出会い、いろいろな価値観を学んで、もっと人生の幅を広げていけることが楽しみです。



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