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どんな時間にしたい?

映画『ルックバック』昨日観て、すぐ原作読んで、まだ衝撃が去らない。

主人公の二人・・・藤野と京本・・・は
二人だから、創造できた。
二人だから、苦労を楽しめた。
二人だから、山を超える喜びを分かち合えた。

二人
ふたり
Two of us

映画を観ながら、ビートルズのジョンとポールを思い出してた。

なんだかんだ言って、ぼくはビートルズ時代の曲が好きだ。

ソロ活動になってからも良い曲はある。あるが、でも、それらはビートルズの四人が作ったものじゃない。

四人のインタラクションで生まれた「次元超え」がない。

たとえばジョージの名曲『サムシング』。
曲自体、もちろん素晴らしい唯一無二のパワーを持っているが、でも、リンゴのドラム、ポールのベースがあって生まれた魅力だ。

ジョンは『ア・ハード・デイズ・ナイト』『ヘルプ!』あたりまではリーダーしてて、圧倒的な力を発揮していたが、その後はポールにリーダーが移った。ジョンはなんやかやと課外活動(映画出たり、インドに傾倒したり、ヨーコが出てきたり・・・)に忙しくなった。

気づいたら「あのボーヤだったポールがこんなに大きくなっちゃって」。

ジョンは嬉しかったと思う。

二人は互いを認め合っていて
”Here, There and Everywhere”を書いたポールがジョンに聴いてもらった。

ジョン「いいじゃん」と一言。

ふだんそういうことはめったに言わない。

「あれは嬉しかったなあ」とポールは最近のインタビューでしみじみ振り返ってた。

ビートルズの曲はすべて、そのように、メンバー四人の間でのインタラクションで「次元を超えた」んだと思う。

どうせなら「次元を超える」仕事をしたいよね?

どうするか。

天才を集める?
AIを活用する?

違う。

仕事って、凡才が非凡な成果を出すためにある。次元超え。

ヒントはマツダミヒロさん新作『聞くチカラ』(すばる舎)*にあった。

ちなみにミヒロさんは、
ビッグ・ウェンズデー
のVIPです。

質問家として20年やってきたミヒロさん。

いい質問は、いい気づきを与える。

しかし

と、ミヒロさん。

質問とは、相手だけに向けられるものではありません。

自分自身に質問をすることで、目的を明確にしたり、感情をコントロールすることもできます。 (*p.124-125)

ということで、「自分への質問」を5つ紹介してくださっている。

その1つ目が

「この人との時間を、どんな時間にしたい?」

『ルックバック』はとにかく、藤野と京本が共にした時間のプレシャスさが描かれている。

秋、結婚40周年を迎える。

「ぼくは、妻と、どんな記念日の時間を過ごしたいんだろうか」

これはビジネスでも重要だ。

カフェをやっているとして、「お客様と、どんな時間を過ごしたいのか?」

イベントを企画する。
「集まってくれたゲストと、どんな時間を過ごしたい?」

ビッグ・ウェンズデー in 中央公会堂(10月30日)、あの広いひろい会場で、ぼくはみんなとどんな時間を過ごしたいのだろう?

参加募集しています。なにしろまだ残り1000席あります(笑)。

田中靖浩さん、仲山がくちょと三人のスケジュールが合って、中央公会堂大集会室が空いていて、10月30日の午後は、きっと奇跡だ。

「また来年もお願いします。来年になったら参加します」なんてのは、ない。おそらくこの企画は二度と実現しない。奇跡。

どんな時間にしたい?

は、人生において、とても大切な問いだと思います。

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