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セレクトセール・セレクションセール2022上場馬(2021年産)AI馬体診断

昨年に続き、開催まで1週間を切った2022年のセレクトセールに上場される1歳馬のAI馬体診断を行ったので、まとめて公開する。
それに加えて今年はセレクションセールの上場馬についても全頭診断対象としてみたので、併せて公開する。

今年は競走馬市場の活性化を受けてか、セレクションセールが2日にわたって開催されることとなった。
Twitterで須田鷹雄氏がサマープレミアムセールの開催があった年を引き合いに出して、その年の各セール取引馬の成績比較をしていた。以下のツイートの通り、1頭あたりの賞金はサマープレミアム出身馬がサマー出身馬を上回るものの、勝ち上がり率では逆転という厳しい結果だったとのこと。今年のセレクション上場馬の倍増はその年のセレクション+サマープレミアムと同じではないかということで、それを全頭診断するのもどうかとも思ったものの評価対象を増やしたい欲が勝り、結局全て加えることにした。

両セールの上場馬は合わせて554頭で、平均スコアは0.59となった。セレクトセール上場馬の平均スコアは0.62、セレクションセールは平均0.56と、より高額馬が集まるセレクトセール側の評価が高い結果だった。
また、セレクトセールのうちノーザンファーム生産馬(販売者がノーザンファームまたはノーザンレーシングとなっているもの:全98頭)は、より高評価の平均0.68となった。
さらにノーザンファーム上場馬はリザーブ価格(お台)が公開されているが、その金額が2000万円未満の43頭(上場順で最初と最後になるリザーブ価格0円の2頭を除く)は平均スコア0.62で、3500万円以上の22頭は平均スコア0.75と、高価格帯と思われる馬のほうが高評価となる傾向が見られた。さらに、リザーブ価格0円と設定されたセールの最初と最後の上場馬はいずれも満点評価となったのも興味深い結果である。2021年は希少なディープインパクト産駒が最初と最後に上場されていたことからも、セールの目玉となるような馬が割り当てられているのだろうと思われる。

セレクトセール上場馬

セレクションセール上場馬


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