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ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#246

フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。

#246 :床磨きの方法(第3話)

この要領で行えば、何度も繰り返し磨くよりも、労力も時間も少なくて済む。床板は一回きちんと整備しておけば、部屋や寝室を清掃するときの普通の方法よりも、労力がかかる事は無い。その上、衛生的でもあり、汚れた床板から立ち上がる湿気に患者をさらさずに済むと言う利点がある。

このやり方が取り入れられる前は、いくつかの病院の床は常に人の往来があるため、毎日擦っていなければならなかった。

染めた床は7年間無事に使用できたが、かつて女性や少女たちが磨き、洗い、奉仕で費やした時間と同じ時間で、極めて良好に保たれている。
(2024年4月22日配信)

フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。


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