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リアルビジネスとは

▼最近よく出る話・・・
最近、仲間との話で毎回話題になるものがあります。それは「リアルビジネスやりたいわぁ」ということです。人材やネット企業の経営層メンバーの方々で、実際に会社員としてやっていることと乖離していて面白いなと思っています。「リアルビジネス」とは定義は難しいですが「ネットビジネス」でないものとされていますが現実には境界線は曖昧であると感じています。
わかりやすいところでは「不動産」「外食」「中食」「介護」「リラクゼーションサロン」「スーパー」「コンビニ」「自動販売機」とかでしょうか。

▼やりたがる理由とその特徴とは
なんとなーくのあるあるですが「デジタルネイティブでない世代はそうなりがち」ということがあげられます。デジタルネイティブとは学生時代からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代で、日本では1980年前後産以降が該当するとされています。現在40才の人は1979年産まれでぎりぎりどちらともとれる世代です。まだネットや電話営業というよりも直接的に会いたい、みたいな気持ちも強い方が多いです。そして次にあげられるのが「直接的に人に感謝されたい」かと思い、というのも加齢により今まで以上にそう感じるようになってきている気がします。

▼でもなんとなく始めるのは危険
自分が消費者であり「イメージがあるのでなんとなく自分でもできそう」という軽い気持ちでリアルビジネスに挑戦した場合に、失敗してしまう可能性が結構あるのが怖いところです。リアルビジネスの特徴はそれぞれの業界の「市場規模が大きい」が「営業利益率はネットビジネスと比較して低く」かつ「参入障壁は一見低くやれそうに思える」ということです。参入障壁は低そうなのは心理的なもので、実際には初期投資が結構かかりうまくいかないと早期に赤字・撤退の可能性もある危険なビジネスでもあります。

▼大事なとこは「ヒト」「モノ」「カネ」
現在のリアルビジネスにおいての勝負要因は(場所を除いて)ヒトしかないと考えています。それくらい多くのビジネスや店舗ができては消えていっている状態であり、やり尽くしたに近い状況ではないでしょうか。これから新しいイノベーションがリアルでも起こる可能はありますが、それが私たち自身が起こせるかは別問題です。現状の差別化要因(逆に言うと成功要因)がヒト、おもに採用と育成に加えてマネジメントに絞られると考えています。

▼もし将来みなさんがやるとして・・・(やらないにしても関わるとして)ちなみに仲間で成功している方々の成功要因を考えてみると「採用に関する知見や経験」があり「マネジメント経験が豊富」です。人物としては「変化対応力が高く」「人との関係構築がうまい(だからよく一緒に飲みやランチにもいっていた)」という特徴があります。はじめから持っていた能力も当然あると思いますが前職・前々職(前々前世)で培われたものと思います。

関係構築のポイントとして「目の前の人に感謝を忘れない」「相手から依頼されたことはすぐやる」「はじめてのことでもチャレンジしてみる」「定期的な連絡を忘れない」「ありたい姿ややりたいことを明確に提示する」といった当たり前のビジネススキルが大事であり、またそれはこれまでの仕事を通して学ぶことができていると考えています。

個人的には、リアルビジネスをやるとしても毎回伝えているテーマである「目の前の仕事を(目標・ゴールをイメージして)一生懸命がんばる!」と言う結論には変わりはないです。その目の前の仕事をやりきることによりビジネススキルを高めて、結果としてやりたいことができるようになるのではないでしょうか。MUST→CAN→WILLの考え方ですね!(別途記載します)

▼参考文献
「会社四季報」業界地図 2021年版