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計画的偶発性理論とは

▼計画的偶発性理論

この理論についてきちんと理解しその通りに日々の仕事に対して極めて前向きにがんばれているでしょうか?これまでのキャリアの考え方の多くは、「自分のキャリアは自分自身で意図的に職歴を積み上げて形成するもの」と考えられていたところでしたが、この理論は「キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される」ということで、今の仕事を楽しんでとことやりきることが将来のキャリアを決めるということになります。

その中で重要な5つの習慣が以下の通りとなります。
好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
持続性:失敗に屈せず、努力し続けること

楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること

冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと


▼自身の経験から考えること
私はいまはInside SalesのSales Directorとしてそれなりに活躍できていると自分では考えていますが、これまでは圧倒的に訪問型営業の典型的な”接待含めて社長と握りきって大型受注を狙う”人柄営業タイプ人間でした笑。なので、社内でISへの異動辞令が出た際は正直言って後ろ向きで「Inside Salesの経験もないし、なんで俺が・・」という気持ちがありました。

異動理由は「スキル/人柄」「HR知識/経験」という要素もありながら物事を「まとめる力」に期待したいとのことでした。それらの発現は入社後に取り組んだキャンペーンで「KJ」というキャラで新規獲得を盛り上げて、上司から言われたものでした。与えられた仕事に対して「好奇心」「楽観性」「柔軟性」を持って真正面から挑んだことが現在に繋がっているんだなぁと今となっては思います。ともすると、こんな年齢になってこんなことを、、と思いがちな仕事も一生懸命やることで見ている人は見ていると考えます。

異動して社内でそれほど活躍していなかった自分の立ち位置や仕事に対する向き合い方、会社に対する効力感は大きく変わりました。世の中はコロによって信じられないくらい変化し、Salesとして訪問しづらいためInside Salesの重要性が飛躍的に高まりました。ネットや本やセミナーで勉強していますが明らかに2020年以前と世の中は変わったという印象を受け、世界は不可逆的に変化し続けていくことでしょう。新しいキャリア形成の機会とそのような仕事はいつも目の前にありますが、ものにできるかどうか自分次第です。

▼大事なことはずっと変わらない
人生100年時代となり「いま25歳だとしたらこれから45年働くんだ」「もし35歳だとしてもこれからまだ35年以上働くんだ」とキャリア人生はとても長くなっています。そして人生は短くもありながら長くもあります。若い世代からすると「人生100年って言われてあと75年もあって長い」「50歳の自分ってまだまだ想像できないな」っていう声が聞こえてきそうですね。人生の正午(50歳)をイメージしながら日々生きていくと良いかと思います。

「キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される」ということは裏を返せば偶然の出会いや機会を前向きに捉えたらキャリアも人生も豊になるということだと考えています。

長い人生を考えてみると夢や好きなことは時期によって変わるし、それで良いと考えています。自分の考え方が変わることもあるし周りの環境に適応する形で変わらざるおえず変わったということもあります。変わったことでこれまでの事柄が無駄になるわけではなく、それらが積み重なって人生の厚みを増し、また新たにやりたいことにつながっていくとお考えください。

これからの人生色々あると思いますが「目の前の仕事を精一杯がんばる!」ということは変わらないと思っています。まぢで色々ある。どうかと思うことも多々ある。でも、今この瞬間の出来事を「明るく、元気に、前向きに」とやりきることによって未来は開けると思っています。がんばってこ♪


▼参考文献

・その幸運は偶然ではないんです!
・クランボルツに学ぶ 夢のあきらめ方