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歴史はテストの点数にしかならなくて良いのか。

いつだったか、沖縄で戦争を経験したと言うお年寄りがアメリカ人にツバを吐いたというニュースを見た。

ツバをかける。
自分がされると不快だし、許せない行為だ。

ただ、このお年寄りを責めることは出来ない。
彼らは歴史の被害者だから。
人種が違うというだけで殺し合いをしていた時を知っている人たちだ。

戦争という過去。
多くの人たちにとったら社会科の点数にしかなっていない。

歴史上のどんな悲惨な出来事も、時間が経てば語呂合わせになる。
テストで点数を取るために。

でも本当はそこには「痛み」があったはずだ。
しかし僕たちの想像は過去へは及ばない。
教科書やテレビで知った気になっても、過去には戻れないし、彼らとは話すことが出来ない。

だからこそ「痛み」を知ることが大切なんだ。
就職して、社会人になるためには情報として知ることが必要なのかもしれない。
けれども、僕たちに本当に知るべきは「痛み」なのでは無いだろうか。

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