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キズキのオープン社内報を始めます

キズキの安田です。「オープン社内報」を書いてみることにしました。

キズキは「何度でもやり直せる社会」をビジョンに掲げ、不登校や発達障害の方を対象とした塾や、国・自治体と連携した生活困窮世帯・障害者等の支援、うつ病・発達障害の方のためのビジネススクールなどを運営している会社です。 https://kizuki-corp.com/

2011年にNPO法人として創業した後、2015年からは株式会社として事業を拡大しています。
2015年の株式会社キズキの創業から現在まで、毎年前年比+45%(平均)で成長し続けると同時に、純利益も毎年黒字でなんとか経営してきました。爆発的な成長ができているわけではないですが、いつも必死でした。

考えてみると、キズキの中での私の立ち位置は、キズキの成長と共に変わり続けてきたと思います。
2011年8月にNPO法人として誕生した時は、巣鴨の小さなアパートで私自身がインターン生・アルバイト講師達と共に授業や入塾面談、アルバイト講師の面接を行ってきました。
その後2012年8月に代々木に移転はしたものの、しばらくは不登校の方を対象とした小さな塾として運営していました。このころ、正社員はまだ10名に満たなかったと思います。

キズキを株式会社として「経営」していこうと思ったのは2015年7月のことでした。
「何度でもやり直せる社会を創る」というビジョンを掲げているのにも関わらず、小さな塾の運営で満足していることを恥ずかしく思うようになっていました。掲げたビジョンに対して、そして自分の発言に対して、忠実であろうとするならば、組織を大きくしなければならないと思うようになりました。

何度でもやり直せる「社会」を創るのであれば、キズキという組織が圧倒的に大きくなり、多くの方にサービスを届けなければなりません(一方、NPO法人であれば「圧倒的に社会を変える政策を創る」という選択肢もあると思います)。
目の前の人だけを幸せにしたいのであれば、「社会」という言葉を使うべきではない。「何度でもやり直せる社会を創る」というビジョンに忠実であろうとするならば、組織を大きくして、より多くの方にサービスを届けることは必須だと思ったのです。

そこから私自身の役割は徐々に変わっていきました。徐々に現場でのマネージメントを離れ、「経営」を覚え始めました。会社のビジョンを掲げること、そのビジョンを達成するための戦略を立てること、その戦略を達成するためのKPIを丁寧に定めること、そしてKPI達成のための施策を実行すること。
今は自分が果たすべき役割は何なのか、考え続けて実行してきました。

一方、ただ最近になって感じ始めたのは、「ビジョンが伝わりづらくなった」ということです。
2015年では代々木に1教室しかなかった小さな塾が、今は全国に10教室あります。自治体からの委託事業も始まり、現在全国40の自治体から委託を受けた教育・福祉事業を行っています。2019年には、うつ病・発達障害の方のためのビジネススクール「キズキビジネスカレッジ」を立ち上げ、現在全国4校舎あります。
正社員で100名、アルバイト700名の大所帯になり、全国の事業所に社員が分散するようになりました。これからもキズキの拠点数は増え、社員は増え続けていくでしょう。

会社が大きくなり社員が増え続けても、キズキが大事にしている価値観を伝え続けたい、そう思って今回このnoteを始めてみることにしました。
また、キズキに関心があり入社を検討して下さっている方に対しても、キズキの価値観を伝わる手段となると嬉しいです。
そのため「オープン社内報」という形態をとりました。

今のキズキは私だけが創っている組織ではありません。取締役・執行役員・事業部長・マネージャー・一人一人のスタッフと、キズキを支える一人一人の強い思いが存在する組織です。このnoteでは、私以外の声も伝えられたらと思い、取締役の林田も含めて書くことにしました。

このnoteが、キズキで働く方々、キズキに関心がある方々に届くと嬉しいです。

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