芸術の過食嘔吐


こんばんは、匿名人間380.です。


自分は自己紹介に載せた通り、ゲームクリエイター関連の専門学生をやらせていただいております。
そして今、そう現在進行形で作品作りに精を出している最中です。

自分は最近、今までの人生の中で経験した事のない苦悩にとても苦しめられています。
それは、

最近は本当に全身を掻きむしる様に色んな書物を読み漁っては暴力的に作品を書き上げる事ばっかりしてるから本当に何かの化物になるんじゃないかとゾッとする、マジで助けて欲しい、今も寝なきゃいけないのに布団から這い出てずっと作品作ってる、マジで助けて欲しい、私は本当にそろそろ人間辞めてしまうか犯罪に手を染める気がする、マジで助けて欲しい

という内容です。
因みにこれは自分が昨日の真夜中に残したメモです。



自分は、手を合わせた後、必ずゆっくり咀嚼して食事をする様に、作品を観たり創ったりしているんですね。

何故なら読了した後や創り上げた後の満足感が断然に違うからです。

文字の流れ、心情や情景の移り変わり、ありとあらゆる丁寧さを味わうのが作品っていうものだと自分は解釈しています。



ですが自分の、作品に対する姿勢が最近は物凄く荒々しくて本当に苦しくなってしまっています。


どんな風かと言うと芸術の過食嘔吐ですね。

学校帰り必ず様々な本屋を巡っては、小説や新書、詩集に漫画、哲学の本からビジネス書に至るまで、1日15,000円程出費してしまっています。

まあ正直言うとそこら辺はまだいいんですよ。本を沢山買って沢山読むことは別段悪い事ではないので。
ですが、自分はその買った本全てをその日の内に流し目で読み、上辺だけの内容をなぞり、白紙にごちゃごちゃした作品をアウトプットするという事ばかりやっているので、そこが問題ですね。

自分の信条上、購入した作品に対して無礼極まりない行為ですし、なにより苦しいんですよ。本当に。

じっくり味わいたい作品を無理矢理大量に詰め込む苦しさと、自分の納得するような作品ではなくただただ不安や辛さを吐き出しただけの作品を創り出す苦しみしか生まれないんですよ。

しかもこの芸術の過食嘔吐、実は結構実生活にも大きく影響を及ぼしておりまして、やはり金銭的損失が割と響いているのと、普通の食事や睡眠時間を割いてまでこの行為に及んでしまっているんですね。


実際、こんな金銭の消費をほぼ最近は毎日繰り返していますし、食事なんてざっと数えただけでもう丸5日程は碌に食べてませんでした。水分はとっていましたが。
睡眠も1〜2時間程しか持たなかったです。
さっき鏡みたらとんでもなく痩せこけていて、顔面が土色になってて流石に危機感を覚えましたね。人って本当に顔面土の色になるんだ…とぼんやり思いました。




何故こんな事になってしまったのか。
それは、作品製作における強い劣等感からだと思います。

自分の周りのクリエイターは皆質が高い作品を創り出し、それも日々何個も更新していくので、自分と周りはあっという間に差が出てしまうんですね。

なので自分も周りに追い付かなければと、とにかく強迫観念に迫られながら膨大な知識やストーリー性を頭に詰め込み、感受性をフルに使い、何度も大量に描いては消してを繰り返す事ばかりしています。

そんな中、得たい物は得れず、描きたい物は描けないという事態によって、どんどん自己嫌悪の渦に飲み込まれ、更なる空虚感と劣等感だけが積み重なってしまうんです。
負のスパイラルすぎる。


そんな芸術の過食嘔吐、苦しいのでやはりどうにかしたいという気持ちはあるのですが、この過食嘔吐を辞めてしまったら自分はクリエイターとしての価値が無くなってしまうのではないか、という不安もあり、これからどうしていきたいかを見出せずにいます。

周りに相談するべきなのでしょうが、いかんせん芸術作品を制作する界隈においてはこれがどう扱われるのかわからないですし、何より相談相手を失望させたくない、という気持ちからずっと相談できずにいます。

親にも先生にも(友人は居ない)、最近は製作頑張っていて偉いと言われているので、私が今ここで挫折したらどう思われるか、考えただけでおぞましいです。


正直、今はこの状況を脱していく勇気がありません。本当に心身共に苦しいけど我慢しなければ、と思ってしまっています。
ですが、もしこの状況を脱する事が出来たらまた改めて記事を執筆したいと思います。

余談ですが、自分は食事においての過食嘔吐も経験しております。
その時は時の流れでなんとなく解消しました。今回もそうであるといいななんて思います。

拝読ありがとうございました。

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