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絶対的存在

みなさんにとって、絶対的な存在て誰なんだろうか。



僕が芸人として活動しようとしたとき(NSCを卒業したとき)、まずは劇場のメンバーを目指していた。それがよしもと芸人にとっては自然な流れだ。


その時期、僕にとっての絶対的な存在、それは当時baseよしもとのトップ組、笑い飯さん、麒麟さん、千鳥さん3組だ。

baseよしもとは当時入れ替え戦がある1軍2軍3軍と、入れ替わりのないトップ組に分かれているピラミッド方式だった。

メンバーですらない自分たちは、まず1番下を目指すのだが、それですらとてつもない道のりなのである。

ゴングショー形式のオーディションを合格し、合格したメンバーで行われる決勝で上位3位以内に入り、劇場メンバーとの入れ替え戦に勝ち残れば晴れて劇場入りとなる。



そんなとてつもなく上の存在に思える劇場メンバー、その最高峰3組はまた別格の存在だった。

当時1軍のメンバーには、アジアンさん、銀シャリさん、のちのモンスターエンジンさんになる、にのうらごさんなど錚々たるメンバーがいたのだが、また1つ違うオーラがあった。


その3組と話すことですら容易なことではなかった。

近づけないオーラや、俺なんかがしゃべりかけていいのか迷ってしまうそれぐらいの存在だった。


今の僕たちは芸歴で言えば、見ていた当時の三組よりもはるかに長くなってしまった。

はたして僕たちは

誰かの絶対的な存在になっているのだろうか。


千鳥さんはNSCでいうと21期。僕らのざっと7年先輩。

僕たちの7年後輩は、ラニーノーズや、ゆりやん、コウテイ、からし蓮根。

歌ネタ王にW王者、ABC王者にYTV覇者。


抜かれまくっとるやないか!!


麒麟さんNSC20期。僕らの8年先輩。

僕らの8年後輩は、

兼近と8、6秒バズーカー。

今まさに売れてるやつと、一回売れきったやつやん。

ぜんぜっん思ってた感じとちゃう!!!


待て、笑い飯西田さんはどうだ。15期。

13年先輩。

俺らの13年後輩。

キャツミ、白桃ピーチよぴぴ。

売れとるんかい!!

違う!厳密にいうと15期さんあたりは半年ごとの入学だ。

てことは10年先輩だ。

俺らの10年下。フースーヤ、天才ピアニスト。

もうやめよ。

地道にがんばろ。




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