2021年に書いたもの #1   深夜4時の光を待つ

2021.6.25

6月のおわり
深夜4時の光を待つ
夏に向かうその時刻は
早朝と呼ばれるのかもしれない
真四角の空が
黒から紺へ
天窓は
薄白い青い空を切りとっている

夜はいい
死にたくなるからだ
感傷にひたり涙する
それはとても必要な時間だ
朝が来る
全てをせきたてる朝だ
だからその前に
ただ少し
静かな灰色の時間

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