わかるは、わける。わかるは、かわる。

わかるは、【わける】。わかるは、【かわる】
だと理解している。言葉遊びのようだけれども。

わかるは、分けられるということ。要するに構造分解して理解するということ。カレーがわかるということは、ニンジン玉ねぎじゃがいも肉スパイスに分けられるということ。そして、その調理工程を順番に理解しているということ。甘味辛味苦味渋味がどれくらいの割合なのかもわかっているということ。つまり、それは、分けられる。ということだと理解している。これらを解像度を高めると言ったりする。要するに、「切り分けられるか?」ということなのだと思う。

わかるは、行動が変わるということ。これは養老孟司さんが言っていた。腹落ちしてわかると、行動まで変わる、と。行動が変わってなければ、わかっていないということだった。確かに。親の言うことを聞かない子供。会社の言うことを聞かない社員。腹の底から理解していないということだ。ちなみに、心底わかる。腹に落ちる。日本人は頭で理解するのではなく、内臓で理解したり、心という曖昧な感情で理解しているということが、これらの言葉が教えてくれる。

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