いつか読む日のために。②
葉蒔、あなたがこの世に生まれてきてくれてから、早くも100日が経ちました。お父ちゃんは明日、スノーボードをしに行こうと思っていたのですが、思ったより雪がふらなかったこともあり、結局家にいることにしました。結果ひまになったので、また記録を残しておこうと思います。
いま葉蒔はぼくの部屋で、さやかちゃんと並んで寝ています。今日は3ヶ月のワクチン接種の日で（遅いけど）、4本の注射をぶっ刺されたらしい。以前2ヶ月のワクチン接種のときは夜泣いて大変だったけど、今日はあっさり寝てくれました。いまは平和で、静かで、ちょっと寒くなってきたけど、やはり心温かい夜です。葉蒔が生まれてからは、大体そんな夜です。
ここまでの日々。
葉蒔が生まれてから、今日で105日目。なぜそんなに細かくわかるかと言うと、先週の日曜日が生後100日だったから。これについてはあとで詳しく書こうと思うけど、もう100日も経ったのか、という思いと、実はまだ100日しか経っていなかったのか、というふたつの気持ちがお父ちゃんの中にはあります。
以前も書いたけど、葉蒔が生まれてからの日々は、やっぱり以前とは一変しました。
仕事の時間は半分に、は言い過ぎかもだけど、本当に減りました。
葉蒔を起こすことで１日が始まり、葉蒔をお風呂に入れるために家に帰ってきて、葉蒔を寝かしつけることで１日が終わる。そんな毎日になりました。
これがいいのかどうかはわからないけど、なんでも「飽き性」のお父ちゃんが、意外に子育ては飽きずに、というか日々葉蒔の成長が楽しく、可愛さがパワーアップしていって、むしろ自分でも笑えるぐらい関わり時間が増えていっています。
葉蒔はいつも夕方になると機嫌が悪くなります。いつもグズグズ言ってさやかちゃんを困らせています。もはやシカトされてるけどね。
お父ちゃんは最近家でのミーティングが増えて、隣の部屋で泣いてる葉蒔の声がよく聞こえてきます。寺子屋のお仕事のMTGのときは、なにも言わずに葉蒔を抱っこしてMTGに参加しています。みんな微笑みながらなにも言いません。いい仲間だよ。こういう人たちも、間接的に葉蒔の「子育て」をしてくれているのだと、お父ちゃんはほんとに感謝してます。葉蒔もそういうことを、忘れないでほしい。
そんな気持ちを込めて、葉蒔が生まれてから、ほんとに小さなことが山のように変わり、山のような些細な出来事にさえいちいち幸せを感じているのだけど、今日はこの100日を迎えるまでにあったちょっと大きなイベントを、簡単に振り返ってみようと思う。
スイマーバという最強の武器。
まずはお風呂から。
お風呂かい、って思うかもしれないけど、俺はやっぱり葉蒔の風呂担当だからさ、なにより。お風呂については書いとかないとね。
葉蒔は結構早い段階でもうでかくなってしまって、卓さんからもらった沐浴用の桶がきつそうで、早々に風呂に入ることになりました。そんなときに登場したのが、このスイマーバ。そして初日からこの楽しみよう。
葉蒔は最初からお風呂が好きなことは前も書いたけど、それはいまもあんまり変わりません。このスイマーバをゲットしたことにより、更に風呂を楽しんでいる今日この頃です。
最近はこのスイマーバから下に口を出すことにハマっており、お湯をのみまくってんじゃないか疑惑があるけど、何回言ってもやめないし、もう諦めて湯飲んどけ、って感じに思ってます。
初！飛行機搭乗！ホテル泊！
先月末（11月中旬）には、和歌山まで、初めて飛行機に乗って行ってきました。
飛行機の中の葉蒔
行きも帰りもすごく心配していたけど、葉蒔は寝たり、ちょっとぐずったりしながら、でも基本的にはずっといい子に過ごしていました。特に帰りはさやかちゃんと席が通路を挟んで別々で、ずっと父ちゃんの膝の上にいたけど、なんだか大きな壁をふたりで超えた気がして、おれは勝手に戦友になった気分だった。マイメンだな。
和歌山では漁師のおばあちゃんに笑顔を振りまいたり、お店ではおとなしく大人の話を聞いたり、初めて動物園に行ったり、たくさんの初体験がありました。お世話になっているひとのおうちでお風呂を借りたりもした。
漁師のおばあちゃんに抱っこされる葉蒔
ほんとに多くのひとが葉蒔に会って、暖かく接してくれました。
そんな人たちに葉蒔もあたたかく接しているような気がして、なんだかうれしかったよ。
ホテルのベッドで満足げな葉蒔
ちなみに和歌山でご飯を食べに行ったクエ料理屋さんの女将さんに葉蒔をひと目を見るなり「あら、目元がお父さんにそっくりやね」と言われ、やっぱり葉蒔は俺に似てるんだな、と初めてはっきりと自覚した。ごめんな、葉蒔の一重は俺似だわ。
お宮参り。
お宮参りにも行きました。
少し遅くなったけど、家族みんなで。あーやの安産祈願も込めてね。
このおくるみはお父ちゃんも着たおくるみ
明治神宮にみんなで車で行って、わざわざ沖縄から来てくれた太一とサイカも合流して、みんなで写真を撮りました。めちゃくちゃいい写真でしょ？
この日はくにとあーやのbabyのジェンダーリビールもやった。このときは女の子、ってことだったけど、ほんとに女の子だったかな？油断は禁物だね。
でも葉蒔のときは沖縄で、くに＆あーやのときは東京で、こうやってみんなで性別が知れて、やっぱり嬉しかったな。
今回はクラッカー、赤いヒモが飛び出した！
葉蒔にもこういう仲間ができたらいいな、って思ったし、くに＆あーやbabyと仲良くなったらいいな、って本当に心から思った。
この日も葉蒔はたくさんたくさんみんなに抱っこしてもらって、みんなにかわいがってもらったよ。その後中目黒のお店でみんなでご飯を食べたけど、なぜだかクニの顔を見るたびにニコニコして、みんなで笑ってた。
100日、お食い初め。
さっきもちらっと書いけど、先週は葉蒔の100日、お食い初めの日だった。たまたまなにも考えずにわだくん＆しらすちゃんが来る予定だった。
計算してみると生後100日の日だ！ってことが判明して、どうせならと思ってもがちゃんやひとみちゃんや、ケニー、そしてハルカも呼んで、みんなでひとみちゃんのお家のお魚で手巻き寿司をしたよ。お食い初めの鯛も、ひびき鮮魚店から送ってもらった。
変な顔をしてるのがケニー
お父ちゃんお母ちゃんよりも、みんなのほうが一生懸命写真を撮っててなんだか面白かったよ。しらすちゃんが光のことをめちゃくちゃ気にしてて、でもそれを仕事にしてるんだもんなあって、なんだか勝手に感慨深かった。
みんなお昼に集合してくれたのに、結局夜遅くまで、久々にみんなでお酒を飲んだ。ケニーがお父ちゃんとお母ちゃんに3年前から渡そうと思っていたというスペインのお土産のお酒を持ってきてくれたんだけど、床をそのワインまみれにしててほんとお腹痛くなるぐらい笑った。なんのこっちゃ、という感じだろうけど、まあ要は、みんなに祝福された、ということです。
夜は小春ちゃんが来て、みんなで人生相談に乗ったんだけど。
やっぱりみんなのアドバイス（というかことばのひとつひとつ）がとても素敵で、あぁ、自分が大学で得た財産のひとつは間違いなくこれだなあと改めて思った。
葉蒔もいつか人生に迷ったら、わだくんやケニーや、みんなに相談してみるといいよ。きっと「映画見たほうがいいよ」しか言われないだろうけど、多分気持ちは楽になる、はず。
ついに首が座る。
前後するんだけど、気付いたら葉蒔は首が座っていました。多分3ヶ月くらいかな。
早いのか遅いのか、そんなに興味はないけど、とりあえず抱っこへの安心感が抜群に上がったのでよかったです。
葉蒔は昔から景色がいいことを好むような気がしていて、視界が高くなったことはグッドニュース、って感じっぽい。よかったね。
もうすぐあーやが家を出る。
これはまだ少し未来の話だけど。
もうすぐあーやが出産のために沖縄に行ってしまう。
昨年10月から、つまりは葉蒔がさやかちゃんのお腹に来たちょうどそのあたりから、ずっと一緒に住んでいたあーやが、このおうちからはいなくなってしまう。葉蒔は実は、お父ちゃんやお母ちゃんと同じだけの長さを、あーやと過ごしていたと思うとなんだか不思議な感じです。
だけどだからこそ、なのか、やっぱり葉蒔はあーやのことが大好きのようです。昨日なんかそれまでグズグズしていたくせにあーやがご飯を食べに降りてきたら急にニコニコして。抱っこしてらもってまたニコニコして。
なんだお前、調子いいな、って感じだけど、だけど、あーやにこんなに可愛いがってもらったことも、やっぱり絶対忘れないでほしいな。覚えてないんだろうけど、これを読んだら忘れないでほしい。
お父ちゃんとさやかちゃんにとっても、あーやはやっぱり家族だし、あーやの子どももやっぱり家族だと思う。葉蒔も、なにかあったらあーややくにを頼ればいいよ。お父ちゃんもお母ちゃんもあーやの子どもに頼られるようにいたいと思うから、きっとあーやとくにも、そう思ってくれてるよ。
なんだかただの思い出日記のようになってしまったけど。
伝えたいことは、葉蒔の周りには、実は沢山の人がいるってこと。今がどうなのかはわからないけど、少なくとも生まれたばかりの葉蒔の周りには本当にたくさんの人がいてくれました。
みんな葉蒔の成長を心待ちにしながらも、葉蒔がいるというだけで笑顔になってくれた。これを読んだらその記憶を、心の片隅に置いておくようにしてください。葉蒔、おまえは沢山の人に愛されているぞ。
さて、最後にお父ちゃんと葉蒔は、というと。
大体寝てます。