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Leica CL + Summicron-TL 23mm F2.0 ASPH + Nokton 50mm F1.4 ASPH 2ヶ月目

さて、Leica CL を買ってから丸二ヶ月が経ったのである。ふた月目のトピックとしては、はやくもふたつめのレンズ、Voigtländer Nokton 50mm F1.5 Aspherical を購入した点だろう。

私の買ったのは、この VM マウントのものではなくて、さらに古い Leica L39 マウントのものである。なぜこれを選んだのかといえば、Leica CL は L マウントだが、これはもともと Leica SL 用の SL マウントで、最近、Panasonic などと提携して L マウントと名称を変更したものである。私はこのマウントと古い L39 マウントを同一視していたのであった。届いてみてから、(まぁ、うすうす感づいてはいたものの)まったく違うマウントだということを知り、追加で KIPON の L39-SL アダプタを買ったのであった。

まぁ、それはともかく、いちおうここ一ヶ月の釣果を抜き出してみたので、並べていくとしよう。

はじめのころは、まだ Summicron 23mm F2.0 ASPH で撮っている。

夜の京都駅を撮ったものだが、この日は座学でシャッター速度についてお勉強をしていたせいで、S (シャッタースピード優先)モードで撮っており、そのために ISO 感度がわりと間抜けな値になってしまっている。

そのあと、嵐山へ散歩へいき、天龍寺、大覚寺などをまわったのであった。大覚寺界隈はひじょうによく、夏にもう一度行く必要を感ずる。

自宅近くの泉涌寺界隈やらなんやら。

ここから Nokton 50mm F1.5 である。最初は電子シャッターが有効になっていたせいで、まったく制御できないが、まぁ、なんとなくそういうものだ、ということでなかば無理やり撮っていた。ISO 感度とかがわりと無茶な値になったり、露出がぶっ飛んだり、逆に真っ暗になったりする。

大阪にも行ったのであった。淀屋橋から難波まで南下して、去年家具を見て回った堀江界隈を再訪。あまりに撮るのがつらいので、いろいろと設定を調整したところ、電子シャッターを無効にすれば設定が暴れなくなることがわかったので、ひと安心である。これで無事に 50mm の生活に入れるというものだ。開放時の近距離のめちゃめちゃシビアなピントにもだんだんと慣れてくる。

下鴨さん界隈。

ここのわらび餅はくそ旨い。Nokton 50mm は食べ物を美味しそうに撮れることもわかった。90cm 離れて、ピントを合わせる必要があるが。

旧三井家下鴨別邸の屏風。リメイクなのだが、もとの写真をとって、それをバラバラに分解し、モザイク状に並べなおして、さらに着色している、という謎の手の混みっぷり。原色がうざったい感じもするが、しばらく見ているとなかなかの作品だという気分になってくる。

伏見城界隈。伏見城もリメイクというか偽物だというのは、知らなかった。部屋からもちょっと見える。それよりも桃山は明治天皇陵だというほうが適切だろう。南向きが正面となるわけだがそこの階段は素晴らしい(ピックアップには残らなかったわけだがw)

Nokton 50mm F1.4 は、F1.4 - F5.6 の間で撮るのがよく、基本は F1.4, F2.0, F2.8 のあたりで選択するのがよさそうである。F5.6 まで絞るとほぼ絞りきった感が出る模様である。

また、こうしてみると、ぜんたいに先月(一ヶ月目)よりも地味な写真が多いわけだが、それは冬でどこも景色がしみったれていたせいだというのも若干はあるが、主にはわりと見栄えのする観光地を避けていたからだ。いずれにせよ、文字どおりスナップが撮りたいと思っているわけなので、今後も被写体は地味になっていくことだろうと思われるし、できるだけそうしていきたい。

メインのレンズを Summicron 23mm にするか、Nokton 50mm にするかは、ちょっと迷っている。はじめから Summilux 35mm を買えていたら、こういう事態にはならなかったろうと思われるが、おかげでオールドレンズ(というほどでもないが)の魅力を知ることができた、という気もしているので、なかなか難しいところだ。まだ、70mm-90mm あたりの中望遠レンズがほしかったり(どうもコシナのレンズが好みに合うようで、今は Zeiss Planar 85mm あたりを眺めている)、最初に狙っていた Summilux 35mm も欲しかったりする。

なお、実際には撮った写真は Google Photos で管理している。


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