国を滅ぼすふるさと納税こと、ふるさと脱税。借金軍拡でも官製脱税。


ふるさと納税ことふるさと脱税が1兆円を超えました。この官製脱税により、毎年五千億円の税金が返礼品や仲介サイトなどに流出して「税金チューチュー」されています。


ふるさと納税、初の1兆円超え 「流出元」の自治体からは恨み節も
https://digital.asahi.com/articles/ASS81338QS81ULFA01XM.html

>総務省は2日、全国の自治体が2023年度に受け入れたふるさと納税の寄付額が、初めて1兆円を超えたと発表した。寄付をした人も1千万人を超し、ともに過去最高だった。住民税を納める人の、およそ6人に1人が利用したことになる。

> ふるさと納税は、総務相を務めた菅義偉氏の肝いりで、08年に導入された。自治体間の過度な返礼品競争を国が規制する動きを繰り返しながらも、仲介サイトの宣伝効果などで知名度が高まり、ここ数年はとくに利用を伸ばしている。(岡林佐和)

>ふるさと納税が1兆円を超す巨大マーケットになった。実質2千円の負担で豪華な返礼品をもらえるお得な制度だが、高所得者ほど恩恵が大きく、都市部からの税収の「流出」も深刻だ。制度はゆがみを抱えたまま、どこまで大きくなるのか。

>「都内の自治体から100億、200億奪っちゃえという趣旨で始まったものではないはずだ」
 東京都世田谷区の保坂展人区長は7月26日の定例会見で、不満をあらわにした。今年度分の住民税の減収は約110億円となり、初めて100億円を超えた。2015年度の2億6千万円から40倍以上に膨れあがった。予算規模は3700億円程度あるが、看過できないレベルに達しつつある。学校の校舎改築などの行政サービスに影響する可能性が出ているという。

>ふるさと納税で税収が減っても、減収分の75%は地方交付税で補塡(ほてん)される。だが、税収が豊かな神奈川県川崎市や世田谷区といった交付税を受けない「不交付団体」は対象外だ。

つまり税金で脱税を補っているわけですが、東京など都市部はその補填がない。だからまるまる取られ損です。東京都ではふるさと脱税が1900億円ですから、約950億円分が「脱税」されています。「ふるさと脱税」が使えるのは納税者だけですから、非課税の貧困世帯は利用できません。そしてそのつけは将来利子を付けて全国民から徴税されます。

全く納税意欲と勤労意欲が削がれます。


>(世田谷)区の担当者は「受益と負担という税制本来の趣旨を逸脱し、地方自治の根幹を破壊している」と憤る。
>ふるさと納税はコストも大きい。23年度は1兆1175億円の寄付に対し、返礼品の調達におよそ3割の3028億円があてられた。ほかに返礼品の送付や事務費、自治体が仲介サイトに支払う利用料などを加えると、寄付額の半分にあたる5429億円にもなる。寄付先の自治体の懐に入り、行政サービスに使われるのは、半分ほどだ。

 税収が70兆円しかないのに、100兆円を超える予算を組んで、カネがないと国債発行しているのに「ふるさと脱税」で五五〇〇億円も脱税でばらまくなんて常軌を逸しています。
ところが菅義偉は未だに「ふるさと脱税」を手柄だと吹聴しています。
こいつは一〇回ぐらい死刑にして欲しいぐらいです。


「ふるさと脱税」をやめれば流出している税金が五五〇〇億円戻ってきます。これは防衛費の財源として使用されている建設国債分に相当します。借金で分不相応な軍拡をしておきならが、五五〇〇億円も国が本来入るべき税収をばらまいています。

これに反対しているのは幸福実現党ぐらいではないでしょうか。野党も相変わらず、政策はバラマキで、●●の無償化=国債負担を謳って選挙民の歓心を買おうとしてます。

悪鬼のような菅義偉が怖くて役所も自民党も「ふるさと脱税」をやめると言えないのでしょう。議員の先生方はいいですよね、裏金作って脱税しても捕まらないし罰則もない。
ですがぼくら国民は取られるばかりです。税務調査が入れば小さな会社は何日も業務がとまり、ヤクザの言いがかりのような理由で金をむしり取られます。税務調査が入って「実入りゼロ」ではいけないようです。これでは納税意欲も、労働意欲も落ちますし、海外からの投資を増やすなんぞ無理な話です。

■本日の市ヶ谷の噂■
医官の西山潔1等空佐は自衛隊入間病院教育部長兼自衛隊中央病院皮膚科部長に任ぜされたが、要職を2つも掛け持ちという「設定」は無理な話で、肩書だけ。しかも 専門は外科で皮膚科の素養はなし。アタマオカシナルデ。自衛隊ではこのような1佐職を維持するだけの名義貸し人事が横行。防衛省がいかに衛生を軽視しているか証左のような人事、との噂。


Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
10式戦車近代を占う 前編
https://japan-indepth.jp/?tag=%E9%98%B2%E8%A1%9B%E8%A3%85%E5%82%99
10式戦車近代を占う 後編
https://japan-indepth.jp/?p=83756
公開情報を納税者に隠す防衛省のインテリジェンスの欠如
https://japan-indepth.jp/?p=83578

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627

月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。


軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]


Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748

次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695

次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651

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