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海上自衛隊は隠蔽体質とクルー制拒否で自滅する。


パワハラ、セクハラ放置で泰然自若と腰を抜かして、隊員不足で自滅への道を歩み、海上自衛隊。

父親と同世代からセクハラ…拒んだのに上司が面会強要 自衛隊の現実
https://digital.asahi.com/articles/ASRBW2TR2RBVUTIL01J.html?_requesturl=articles%2FASRBW2TR2RBVUTIL01J.html&pn=19

>自衛隊でセクハラを訴えた女性が、意に反する形で加害男性と面会をさせられた際の音声記録を入手しました。加害者を励ますような上司の言葉。密室のやりとりからハラスメント問題が相次ぐ自衛隊の実態に迫ります。

>12月に入ったころに、セクハラについて信頼する先輩女性に打ち明けていた。「これまでにされたこと」を紙に書いて渡し、先輩は対応に動いてくれていた。

>加害者は同じ職場の、父親と同世代の男性自衛官だった。

>2人だけになったときだけ名字ではなく名前で呼ばれ、頻繁に2人で飲みに行こうと誘われる▽胸の大きさや下着のこと、プライベートなことや性的なことについて聞かれる▽休憩所のベンチで隣に密着するように座られ、胸やふくらはぎを触られる▽ラブホテルに一緒に泊まろうと言われる――。

>先輩女性に打ち明ける前にも、直属の上司や、監察の担当者に訴え、対応を求めてきたのに改善されなかったことも伝えた。

>冬休みに入るまでのあと数日だけ、静かにやりすごせば逃げられる。そう自分に言い聞かせて踏ん張っていた矢先のナンバー2からの呼び出しだった。
>ナンバー2は1等海佐という約4万3千人の海上自衛官の中でも、最大級の護衛艦の艦長を務めるような上位の階級で、ふだん女性がいる事務所を訪れることはほぼない。

>そんな人物が、前触れもなく事務所を訪れ、女性と、加害者の男性自衛官を探している。同僚たちが「何だ何だ?」とざわついているのがわかった。

>加害者は定年後に再任用 励ます上司
 面談室の扉の前で、女性を呼び出したナンバー2と、もう1人の上司が待っていた。

 >面談室の扉が少しだけ開いていた。部屋の中に、セクハラの加害者の男性自衛官がいるのが見えた。長机に突っ伏していて表情は見えなかったが、耳が真っ赤だった。

 >「え?」 「(加害者と)一緒ですか?」
 「閉めてもらっていいですか」
 涙があふれた。
 「もうしゃべりたくない」
 女性は面会を拒否した。

 >するとナンバー2は「あ、ほんと。じゃあ、ということは、謝罪は要らないってことでいい?」と言い、「ふふふっ」と笑った。そして加害者の精神状態の心配を口にした。
 「彼自体がモヤモヤするぐらいだったら、早めにお互いすっきりさせたほうがいいかなあって」
 「彼はもう辞めますって言い始めているので、それは別の話だよって今言っていて」
 「来年でもいいんだけど、またこういう機会を取らなくちゃいけないよ」
 避けては通れないことだと言われているように女性は感じた。
部屋に入ると、男性自衛官は立ち上がり、近づいてきて頭を下げた。

>「今までやってきたことに関して間違いありません。ごめんなさい」「責任を取る」

>ナンバー2が割って入った。
> 「もうちょっとよく考えて下さい。今決める必要はさらさらない」
> 「私はもうこれから身を引きます」(男性自衛官)
> 「一存で決めちゃだめ、家族持ってんだから、よく考えて」(ナンバー2)

>男性自衛官は定年後に再任用された人物だった。人手不足が深刻化するなか再任用の人材は昨今、自衛隊の貴重な戦力となっている。そして、再任用には期限がある。上級幹部は、その期限のことを念頭に置いたような説得を続けた。

 >「私は、辞める時期はあなたが(再任用を)更新する時期であるべきだと思いますので。そこでもう全然大丈夫です」

>「仕事に集中してもらえればいいだけ。逆に、仕事で返してもらいたい」
>「返せるかどうかわかりません」と言う男性自衛官を、さらに励まし続けた。
>「落ち込まず」
>「仕事はしてもらいたい。あなたのスキルは必要だから」

 >そしてナンバー2は男性自衛官に面談室から出ていくよう言った。女性はひとことも話さないままだった。
> 面談室に残ったナンバー2が口にしたのはやはり加害者側の心配だった。

海自はこのナンバー2の官姓名を明らかにして、実態を調査し、この報道の通りであれば厳重な懲戒処分をするべきでしょう。

それから朝日新聞はコメンテーターにNo Youth No Japan代表の能條桃子氏を起用しています。

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能條桃子
(NOYOUTHNOJAPAN代表)
2023年10月31日15時13分 投稿
>視点】性犯罪の加害者を、どのように男性中心的なホモソサエティが守っているのかということが見える記事だと思いました。この組織の中で被害を打ち明け、闘い(今も続けている)ことに尊敬の念を抱きますし、この問題は加害者1人の問題ではありません。

>心身に影響を受けるだけでなく、二次加害を受け、また異動させられるなど居場所を奪われキャリアや仕事をどうしたいか、自分の意思で続けられなくなってしまうのが職場での性被害です。性加害を「セクハラ」と矮小化し、被害を受けた女性が仕事を続けられなくする、打ち砕く様相があるときに、組織や上司が加害者の肩をもつ今の現状を変えるために、上司の立場の人たちの対応についても問われていくべきです。

ぼくはNo Youth No Japanにとある件で、質問をしましたが何度質問しても無視されています。そしての能條さんにツイッター(X)でも質していますが無視されています。

都合の悪いことにホッカムリするのであれば、それは海自と同じ隠蔽体質の組織であるということになります。

能條氏のコメントは目くそ鼻くそを嗤うの類です。

この手合の団体や人物が、政策提言など政治に関わるというのはお笑いぐさです。


さてこのセクハラ問題の根底に2つのことがあります。
まず海自の隠蔽体質です。海自は以前いじめによる自殺が起きたとき組織的に隠蔽しました。そのような陰湿な隠蔽体質があります。
特にこのような体質は閉鎖空間である艦艇内では深刻化します。ですが、隠蔽体質に加えて人で不足があります。問題隊員でも容易に首が出来ないという人的な問題が存在します。
それが故に問題がある隊員でも簡単に首にできないという事情があります。このためパワハラやセクハラが野放しとなっています。

これが2つ目の人員不足の問題です。人員不足が深刻なのでパラハラ、セクハラを厳しく処分できない。当然組織にパワハラやセクハラが蔓延しますから、嫌気が指して辞めてしまう隊員が多いし、SNSでそのよう海自のブラックな体質は有名になっているから、いくらカレーがうまいとかアタの悪い宣伝しても新隊員は入ってきません。

この隠蔽体質も隊員不足も海自首脳部も防衛省も未だに真剣に考えていません。それは面倒くさいからでしょう。このまま行けば海上自衛隊という組織は緩慢な自然死をむかえるでしょう。そのような危機感が防衛省にも海幕にもありません。

だめな組織ほど危機感がないという典型です。

対処法はまずは隠蔽をやめること。これはパワハラ、セクハラに限りません。自衛隊の通弊として基本何でも隠すと言う体質があります。それを「民主国の軍隊」並みに開示するとことです。例えばRWSの仰俯角みたいな装備の公開してあり前の情報を「手の内をない」とか間抜けなことを言うわけです。外国の軍隊からみれば「君ら知的障害があるのではないか?」と疑うレベルです。
装備にしても、行政にしても、仕組みにしても何でも隠す文化がありますから、これを改めない限りパワハラ、セクハラだけ明らかになることはありません。

組織を維持したいならば、まずは情報開示をしろ、ということです。

2つ目ですが、艦艇勤務のあり方です。逃げ場がない狭い艦内にいればそれだけ陰湿なパワハラ、セクハラは起こりやすく、深刻化するのは当たり前です。

であれば解決策はクルー制の導入です。理想的には1隻に2クルーを容易することです。例えば艦艇数を今の半分にしてクルー制を導入する。この場合、1組のクルーが上陸して次のクルーが入りますから艦の稼働率は現状よりも上がります。

海自ではFFMから3隻に4クルーを揃えるといっていましたが、実現していません。改革をやる気がないのでしょう。そのくせ使いもにならない哨戒艦は導入します。

艦のクルーの充足率が何割も欠けて、本来定員に入っている医官すら乗っていない艦が有事に戦えるわけがないでしょう。

あたまがおかしいのでしょうか。

クルー制を導入すればオカにいる時間も増えて、艦内の閉鎖空間にいる時間も減ります。その分だけパワハラ、セクハラは起こりにくなる。問題があればまず問題隊員を他のクルーに移して様子を見ることもできるでしょう。また被害者は陸上勤務時に問題に対処することも可能となるでしょう。当然ながら陸上勤務時に、別な仕事をしたり、勉強をする字時間も増えて精神的にも楽になるでしょう。

海上勤務が減ればその分、苛烈さも減り、家族や恋人と過ごす時間も増えて、退職者が減り、志願者も増えるでしょう。

今後少子高齢化は進み、若年層はますます減ります。民間でも人で不足ですから、パワハラ、セクハラを受けた被害者は、より待遇がよくまともなコンプライアンスの民間企業に転職していきます。

どうしてもクルー制を導入したくない、軍艦という火の出る玩具があればいいんだという海軍ボケを改めたくないのであれば、海上自衛隊という組織が自滅するだけです。いや、まるで海幕って中国のために働いているのではないかと疑いたくなりますね。

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