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my works

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絵についての色々。
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#自己紹介

小さなアトリエから見える景色

名古屋から岐阜県の山里加子母に移住して23年目になります。 加子母に暮らし始めた20代の頃、ずーっと名古屋でインドア暮らしだった私には、窓から見える「山」に実感が湧かず、なんだかテレビの画面を見ているようでした。絵も人物のみ。それが2年位経った頃、絵の中に窓が現れ窓から見えるのは木立。3年目には、絵の中に庭が現れ、小さな植物が生えました。意図的ではなく自然とそういう絵が浮かんできたのです。月日が経つにつれ、私の感覚の中に、山や木が現実のものとなり、その中に住んでいる動物の息

描くことで満たされる

1人+猫暮らしを10年近くやった後に、結婚しました(と同時に妊婦になりました)。1人暮らしの「時間」は全て私のもの。絵を描いたり、「イメージが湧いてくるのを待ってるの」なんて言ってダラダラしたりの繰り返し。寝すぎ故の夢見心地な不思議な頭でいろんな想像を創造していました。海の中をたゆたいながら深く深く潜っていく感じ。または、どんどん深く掘っていく感じ。あれは幸せな時間だった。 ところが、結婚して他人(夫)が居るとそんな訳にもいかず、いきなりツワリで寝込むし、子どもが生まれたら