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社労士事務所に就職したい方は、SNSでの「事務所職員が試験合格しました」に注目を

社会保険労務士の荻生です。

昨日・10月5日は、社会保険労務士試験の合格発表の日でした。
合格なさった方には、お祝い申し上げます。
惜しくも合格に届かなかった方へは、その努力に心からの敬意を表します。


社労士試験の合格発表は、社労士事務所への就職を目指す人にとっても注目

さてこの時期、社労士事務所の代表・社長からも、「職員が合格しました」という書き込みが、SNS上に多く寄せられます。

実は、社労士事務所の合格発表のこの時期は、社労士事務所への就職・転職を希望する方にも、注目してもらいたい時期です。

なぜか。
職員から合格者を出せる、社労士事務所は「試験勉強と仕事を両立できる体制が、整っている」可能性が高いからです。

社労士試験は、合格が難しい試験です。今年の合格率は、5.3%でした。
合格するまでには、かなりの時間を、受験勉強に充てる必要があります。仕事、あるいは家事等と両立するのは、並大抵の努力ではかないません。

特に、職場の協力は、かなり重要と思っています。


合格者を出せる社労士事務所が、やっていること

とりわけ社労士事務所は、社労士試験への理解があるのは、言うまでもありません。

なので合格者を出せる事務所は、受験生である職員への支援を、行っていることも多いです。

代表的なものは、受験日前の休暇制度。
これが実現できる社労士事務所は、注目していいと思っています。

なぜか。
社労士試験が行われるのは、8月のお盆明け頃。
社労士試験の最後の追い込みは、4月から8月にかけてが多いですが、この時期は社労士事務所、あるいは社労士にとっては、年間最大の繁忙期でもあります。
社会保険の算定基礎届、労働保険料の年度更新、そして夏季賞与の計算など、社労士にとっての一大イベントが重なります。

社労士試験の受験生が、最も勉強時間を確保しなければならない時期。
それは、社労士事務所にとって、最も忙しい時期でもあります。

この時期に、受験生に勉強時間を、事務所として確保するには、何が必要か。

まず、社労士事務所の繁忙期でも、残業時間が多くならない体制。
そして、受験生が休んでも業務が回るよう、仕事を分担できる体制が、整っていること。
休みを取りやすい雰囲気づくりも必要ですね。これは他の職員の理解度も問われます。

これは、制度としてのバックアップが必須です。そして、事務所の代表・経営者の理解と、リーダーシップが欠かせません。

それは、受験生のみならず、職員すべての「働きやすさ」に直結します。

そして、合格者をコンスタントに出せる事務所は、たいていこの支援が充実している。そして、休みやすい雰囲気作りができている。

それが、社労士試験の合格者を出せる事務所に、注目する理由です。
もちろんこれが確実とはいえませんが、ある程度の確度で推測できる、指標と思っております。

なので、社労士試験の合格者を出した事務所には、積極的にアピールしていただきたいです。受験生への支援制度とセットにすれば、採用への強みになるはずです。


弊所のめざす方向

弊所は代表ひとりで回しており、まだ職員を採用できる状況にありません。
ですが、職員から社労士試験の合格者を出せるような、事務所づくりは将来行いたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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