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80歳の師匠を祝うための落語会

柳家小三治師が、明日2019年12月17日で、80歳になる。師匠はまだ現役だ。それも楽勝で。小三治師が、高座に上がる姿を初めて目の当たりにした。背筋をビシッと伸ばして悠然と歩く姿は、まるで武士。武士を見たことないけど、師匠は見たことあるんだと思う。

ゆっくりと座布団に座るだけで、会場の空気が変わる。それが伝わってくるのは、ワタシが一番空気が変わったからだ。期待が高まるというか、会えただけでそれで、もうよかったと素直に思えた。

いかに自然であるかを追求している、追求さえ自然でないので、意識しないで自然になるか、だから生き方が落語になるしかない。そんなことを何かで以前言っていた。

小三治師は、悠然で自然で懐深い。それでいて、お茶目で悪ガキっぽい印象だ。

マクラで、八千草薫さんが憧れの人で、ほかにあの人とかあの人とかって名前とか出てこないw浮かんでるけど、思い出せないw

自然だw

考えてるというより、話し出した内容に任せてるような印象が自然さにつながってるのかな。操るより任せるのような。

スピードも早くないし、しばらく喋らない間とかもある。でも退屈もないし、不安も一切感じない。それでいて、まったく枯れてない。枯れてないってのが、悪ガキっぽい。

「今日はマクラだけで終わらないように、ちゃんとやるよ」って、会場ドッと笑ったけど、それはそれでちょっと残念w

そして、「蒟蒻問答」に入っていった。中身はまた綴るとして、とりあえず柳家小三治師の世界がデカかった!


そしてそして、サゲが終わり、お辞儀して幕が下りそうになって途中で止まって、お弟子さんたち登場!

サプライズで、師匠の誕生日を祝う会になった!会場みんなでお誕生日の歌を歌い、80本のバラのプレゼント、そしてお弟子さんたちと京都旅行がプレゼントされた。旅行のために、明日からの仕事は、ウソw

最後に、橘蓮二さんが記念写真をパチリ!お客全員に昔からご贔屓さんである六花亭さんのお菓子まで振舞われた!

師匠は、終始固まって驚いていて、ちょっと照れくさそうに喜んでた。見たことはないけど、武士ってこんな感じなんだろうな。


音源で聴いてるのと印象が違ってた。とくに枯れてないところ。初めてライブで聴いたけど、そらみんなこの人を愛するわな。


この日に生まれてきてくれたからワタシも立ち会えました。ありがとう。師匠80歳おめでとうございます😊

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