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どっさりラボってなんだよ

今調べてびっくりしたんですがもう10年前、自分が若手公務員だった時に、「関東自主研サミット」という取組に参加して、衝撃を受けたことがあります。

自分にとっては、それは、「自主的な勉強会をがんばる公務員が全国各地でつながって、グッドプラクティスを交換するための機会」でした。ほんとにびっくりワクワクした。こんな素敵な人たちが、工夫して賢く変化を起こしているんだ。いろんな人のストーリーを聞いてみて、なにか自分の見えてる世界がばーっと広がった感じがしたんですよね。

そんなこと思い出したのは、今またそんな気持ちになる時間を過ごしているからです。

先日からご案内している、私たちは今後、5年かけて行う非営利目的のプロジェクトをはじめています。

私たちがやろうとしているのは、見た目には上のサミットのような取り組みの「議員版」なのだろうなと思っています。というのも、地域を横断してプレイヤーをつなぐこと、そして、公共政策の「つくり方」にイノベーションを起こそうという点では同じだと私は感じるから。

ただ、違うのは、自主勉強会ではなく、「ワークショップや対話の手法で、住民の生の声を聞き集めて、実際にそれを社会制度として形にするサービスデザイン、いわば社会起業家/政策起業家的な動きをしている」人たちのプラクティスを交換するということ。

そして、モチーフは「地方議員」ですが、実際は、ひとりでは何とかできないことを抱えている子育て中のママ、農業者、大学生、中山間地域に住む者など、ありとあらゆる課題当事者もまざっていること。

こうした個別課題について語り始めたらキリがなさそうですが、「地域のビジョンのつくり方」という切り口で、かなり広く長い視野から参加型デザインを学んでしていきます。今後5年かけて、北海道からスタートして全国各地の地域や議会で広がっていくことをイメージしています。

強調しますけど、ここに参加した人がやり方を自分の地元に持ち帰ってもらって、参加型ビジョンづくりをはじめ、その先の道のりもいくつかの地域が一緒に学び合いながら進めることを企図しています。だから「北海道のことだから関係ねーじゃん」ではありません。意志のあるひとで一緒に道を開いていきましょう。

手法の根拠は、スウェーデンのデザイン学校であるMSLS(http://www.msls.se)を修了した牧原ゆりえさん、また、早稲田大学のマニ研の佐藤先生もスーパーバイザーでご指導いただいてます。

今は40-50名程度の輪になっています。おそらくこれは日本をより民主的で持続可能に変える取り組みになるだろうと思っています。「なるだろう」というか、それをするためにやっています。

政治や議員に興味がなくても、「生活をよくすること」に興味がある人はいると思うんです。

今回お話を聞かせていただく方はこんな人たちです。

  • 毎月、市民との対話の場をひらいて、市民の声を集めて解決に導いている人

  • 議会でグラフィックレコーディングをしている人

  • 地域の電力を原発フリーにした上、年間4000万円市費をカットしたひと などなど

こういう人たちとつながって学び合いませんか。することは2つ。

①ビデオで各地の先行事例、がんばってる地方議員のインタビューを聴くチケットを買うと好きな時に試聴できます。(5月末まで) 

②多世代・異業種・よその地域との学び合う対話(5/15@zoom、5/22@北海道議会)

こちらが参加者の体験をイメージするのにわかりやすいかと。

前回のnoteでも書いたんですけどこれは特定の政党のあつまりではありません。立憲の人も自民の人もいます。今回の目的のもとで、境界から踏み出して集まっています。

今あるあたりまえの境界から一歩踏み出した先で出会える人たちと、どんな話ができるのか今から楽しみでなりません。ぜひご参加くださいね。

ワークショップ前に、予習としてみれるインタビュー動画などが今15本くらい上がっています。5月末までの視聴です。(それで参加費が3000円くらいというバグった価格設定をしてしまいました。)
なお、実は動画コンテンツの一部は公開されています。ちょっと見てみてくださいね。

過酷な準備をしながらぴえんモードで書いた以前の記事はこちら

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今回関わってくださっている議員の皆さんはこちら

・静岡県掛川市議会議員 藤沢恭子さん
議会でのやりとり記録したグラフィックを議場で住民向けにすぐ公開。

・北海道富良野市議会議員 松下寿美枝さん
子供たちの育成環境づくり。市民活動から市議会議員としても活動

・北海道中富良野町議会議員 寺岡祐子さん
自分が子育てに必要だったサポートと、子育てを助けたい地域の声を結ぶNPO法人設立と運営。

・神奈川県横須賀市議会議員 小林伸行さん
徹底的に市政を「見える化」。住民ニーズを可視化して政策に反映。

・北海道議会議員 広田まゆみさん
毎月1回、地元のカフェに待機して住民ニーズを聞き取り政策に反映

・静岡県牧之原市議会議員 加藤彰さん(牧之原市元政策協働部長)
「対話と協働のまちづくり」を仕組みを地域や議会につくろう

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