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サブスクリプションの時代へ

この記事は年末に書き溜めた記事の一つ。

もう3ヶ月経ってしまった、が、公開しようと思う。

2019/12/11遂にL'Arc〜en〜Cielが全曲サブスクリプション投入。

僕は、同時にCDの時代が終わったと確信した。

思えば5年前、せっせと自主制作CDを制作し、CDが売れない時代でもきっといつか売れるはず、と信じてやまなかった。

しかし5年後の現在、僕の想いは届かず、時代はサブスクリプションの時代へ突入した。

僕は今会社員をやっている。
夢半ばにバンドを諦めたうちの1人である、いわば負け組だ。

だが悲観しているわけではない。
この5年の経験は、今までの価値観を5年先の未来へと導くための経験であったと感じている。

バンドをやってる頃、足りなかったことといえば、未来を見据える力だ。
これに尽きる。
何を隠そう、サブスクリプションの時代へと突入する肌感だ。

5年前は、iTunes musicへの配信が始まっていたものの、形なきものへの支払いに戸惑う時代だった。
この時に気づくべきだったのだ。5年後の今日の事を。

この肌感について、僕は身につけられていなかったのだなぁ、と改めて感じた。


なぜかというと、やはり、会社員として働く事だ。


会社員として働くと、当たり前のように通勤時間があり、当たり前のように昼食がある。


そして夜の付き合いもあり、給料日がある。

音楽から離れる事で、これらの当たり前の経験を当たり前のようにこなした。


すると、人々の生活が垣間見えるのだ。


僕が特別な生活をしていたわけではなく、どちらかというと、底辺の生活をしていたので、知らなかった。。。

つまり、お金を出す層の生活を体験できたのだ。


この経験は大きかった。

バンド時代は、お金を使わないように生きてきた。
貧乏だし。。

会社員として働いたら、ある程度お金があり、生活に余裕が生まれた。

するとどうだろう?

いろいろな買い物をする。

そこで発生する、接客経験や娯楽への支払い。

その生活に音楽はあまり関わりがない。

僕は、気づいたのだ。音楽は、娯楽そのものだと。

当たり前のことに今まで気づかなかった。

するとどうだろう、バンドの要が何なのかが、見えてくる。

そう、ボーカルの声、個性、曲、メロディ、なのだ。

バックバンドにはほとんど目がいかない。


これこそがバンドの本質であることにようやく気づいた。


いままでもめに揉めたバンドの演奏。

つまりメンバー間の衝突。

こんなこと、今思い返したら、大したことない。

曲が良ければ演奏などある程度でいいのだ。最初は。


これからどんどん上手くなればいいのだ。


日本でやるには、見た目命。

それだけでは海外に通用しないかもしれないが、まず足がかりとしては、それだけで十分なのだ。

だがしかし。

これからは、見た目も演奏力もどちらも必要な時代に突入したのだ。

日本の音楽は、明るい・・・?

大変な時代に突入したように思う・・・。

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