米国では、軽水炉の使用済み燃料は、原発施設内の使用済み燃料貯蔵プールで、10年以上、クーリングし、その後、中間貯蔵として、サイト内に、コンクリート貯蔵容器での乾式貯蔵、野ざらし状態で、長期保存、米国は、再処理しない政策であるため、使用済み燃料は、最終的には、高レベル廃棄物として、地下に設けられた高レベル廃棄物処分場に送られ、永久処分され、世界は、米国方式の原子力発電、すなわち、ワンススルー方式が、主流であり、日本は、世界から半世紀遅れた価値観

米国では、軽水炉の使用済み燃料は、原発施設内の使用済み燃料貯蔵プールで、10年以上、クーリングし(熱除去と放射能減衰の意)、その後、中間貯蔵として、サイト内に、コンクリート貯蔵容器(直径約2 m高さ約5 m)での乾式貯蔵(空気での自然冷却)、野ざらし状態で、長期保存(約100年間)、米国は、再処理しない政策であるため、使用済み燃料は、最終的には、高レベル廃棄物として、地下に設けられた高レベル廃棄物処分場に送られ(貯蔵所ではなくて処分場である点に注意)、永久処分され、世界は、米国方式の原子力発電、すなわち、ワンススルー方式が、主流であり、日本は、世界から半世紀遅れた価値観です。
日本は、これから、本格的な中間貯蔵に入り、予定では、下北半島の六ヶ所再処理工場の稼働に合わせ、中間貯蔵の使用済み燃料を使用済み燃料貯蔵プールに運び込み、大きな流れを作ろうとしていますが、世界からは、奇異な目で見られているものと思います。

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