ワンススルー方式

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世界の電力発電量に占める原子力発電量の割合は、2023年のデータに拠れは、7.7 %で、意外と少なく、世界が、1960年代に描いた理想的な核燃料サイクルは、夢の世界であり、現実的には、米国のように、使用済み燃料の再処理なしのワンススルー方式が主流、日本は、再処理放棄の岐路にある。

米国では、軽水炉の使用済み燃料は、原発施設内の使用済み燃料貯蔵プールで、10年以上、クーリングし、その後、中間貯蔵として、サイト内に、コンクリート貯蔵容器での乾式貯蔵、野ざらし状態で、長期保存、米国は、再処理しない政策であるため、使用済み燃料は、最終的には、高レベル廃棄物として、地下に設けられた高レベル廃棄物処分場に送られ、永久処分され、世界は、米国方式の原子力発電、すなわち、ワンススルー方式が、主流であり、日本は、世界から半世紀遅れた価値観

(続き)欧米日の大部分の核燃料サイクルは、再処理なしのワンススルー方式になっていますが、その場合、使用済み燃料は、遮蔽容器に収められ、地下貯蔵所で、長期にわたり、管理されます。英仏は、周辺諸国と日本を顧客として、再処理事業を担ってきましたが、英国が中止、仏国もメリットなし。