私は、AI機能の研究のため、Microsoft AI Bing(設定「厳密」)で、「米国のビッグ・ファーマ社とはどのような製薬会社ですか」「『ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実』とは何ですか」と質問したところ、大変厳しい現実が記されており、世界の製薬会社はどこも同じで、違和感を覚え、私は、過去10年間の、厚労省の薬事・食品衛生審議会(分科会含み)の議事録を吟味しましたが、新薬などの安全性については、考え方のみで、許容レベルの数字は、一切、示されていません

Microsoft AI Bing(設定「厳密」)で、「ビッグ・ファーマ社とはどのような会社ですか」と質問したところ、

「ビッグ・ファーマ」とは、米国で大きなシェアを持つ世界的巨大製薬会社10社(米国のファイザー、メルク、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ブリストル・マイヤーズ、ワイス、英国のグラクソ・スミスクライン、アストラ・ゼネカ、スイスのノバルティス、ロシュ、フランスのアベンティス)を指します

なる回答あり。
さらに、「『ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実』の内容について教えてください」と質問し、回答を整理して、私の理解で要約すると、

マーシャ ・エンジェル『ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実』、篠原出版新社 (2005)。 
エンジェルさんは、医学雑誌『The New England Journal of Medicine』の編集長経験者です。
「製薬業界の技術革新力が特に優れているわけではない。重要な薬の多くは、公的研究やバイオテク企業から生まれている」「製薬企業は薬が良く効くように見せかけるため、臨床試験に細工を施している」「薬の開発に多額の資金が必要だというのは嘘で、ほとんどはマーケティングにかかる費用である」など、批判的に検討しています。
指摘事項は、業界では当然のこととして機能しており、製薬企業向けのセミナーでは、法の網をかいくぐって特許期間を半年でもいいから延長する方法や、並みの効果の新薬を特別効果の新薬に見せかけるマーケティング手法を駆使しています。

AIの回答内容は、採用したデータベースを確実に検索しており、的確であり、私のこれまでの認識に近く、世界の製薬会社は、どこも同じで、特に良い製薬会社があるわけでもなく、すべて、違和感を覚えるような製薬会社ばかりです(note本欄バックナンバー記事参照、具体的にはグラクソ・スミスクライン社とMSD社)。
私は、過去10年間の、厚労省の薬事・食品衛生審議会(分科会含み)の議事録を吟味しましたが、新薬などの安全性(反対に解釈すれば社会的リスク)について、考え方を示しているだけであり、定量的、すなわち、許容レベルの数字は、一切、示されておらず、過去に、構造薬害をもたらした国内外新薬についても、同審議会で審議されていました(note本欄バックナンバー記事参照)。
同審議会は、形式的審議をしているだけで、製薬会社に好都合な審議内容になっており、国民の安全と言う視点から見れば、機能していません。

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