Trovatoreさんの質問への回答 なぜ、慣れ合い体質が生じるようになったかと言えば、関係省庁の許認可制度において、専門的な問題になると、関係省庁の担当者では、的確な判断ができない場合が生じ、その問題を解決するための現実的で、合法的な手段として、双方が合意の下、関係省庁は、申請会社の社員を出向職員として採用し、許認可に携わせ、出向職員は、自社に好都合な条件で認可されるようにしてから、帰社していますが、私が知る限り、すべての関係省庁がそのようなことをしています

2023年4月21日 15:38
Trovatoreさんからの質問
許認可省庁と製造企業のブラックな関係が存在するとすれば、許認可を受けている薬剤についても、各自が専門家への問い合わせや論文調査を行うなど、科学的見地から判断をする必要があるということになるのでしょうか。

回答
まず、一般論を展開しますが、治療薬としては、戦前まで、数少ない例外は存在するものの、長年、生活の中で蓄積された薬草などが採用され、経験と言う治験に裏打ちされていたため、薬害がなく、ところが、戦後から、雨後の筍のごとく、新薬が、十分な治験や疫学の調査・研究を経ず、関係省庁で認可されたことによる、多数の死者を出した構造薬害と言う社会問題を生み、新薬のみならず、効果のない栄養ドリンクなども認可され、関係省庁と関係企業の慣れ合い体質が問題視されています。
なぜ、慣れ合い体質が生じるようになったかと言えば、関係省庁の許認可制度において、専門的な高度な判断問題になると、関係省庁の担当者では、的確な判断ができない場合が生じ、その問題を解決するための現実的で、合法的な手段として、双方が合意の下、関係省庁は、申請会社の社員を出向職員として採用し、許認可に携わせ、出向職員は、自社に好都合な条件で認可されるようにしてから、帰社していますが、私が知る限り、すべての関係省庁がそのようなことをしており(私は、当時、通産省管轄、原子力安全解析所で、存在するはずのない原子炉メーカーや電力会社からの出向職員といっしょに業務に携わった経験あり)、それにより、ある程度、効率的に社会が回っていると言う良くない側面もあります。
栄養ドリンクや栄養剤や磁気ネックレスなどは、効果のあるなしに関係なく、治験において、たとえ、プラシボ効果(車酔いする人に、バスに乗る前、酔い止めの薬を渡し、飲ませると、乗車客は、酔わないが、その薬は、酔い止めの薬ではなく、単なるビタミン剤でしたが、飲んだ人の気の持ちようで、プラスの効果が生じること)であっても、プラスのデータが蓄積され、なおかつ、許認可過程で、関係省庁に出向職員として入り込み、自社に有利なように認可をまとめることができ、合法的に、不正が横行しています。
磁気ネックレスについて、さらに、考察すれば、地磁気量は、0.5ガウス、日本の技術基準は、5ガウス(地磁気量の10倍)、人体への影響を軽減するため、リニア新幹線の設計では、乗車席の磁気量は、最大5ガウス以下になるようにしてあるのに対し、磁気ネックレスの磁気量は、製品によって異なるものの、500-1000ガウスであり、技術基準の100-200倍、リニア新幹線に乗って、偶然、隣の席に、磁気ネックレスをしている人に遭遇したならば、技術基準の意味がなく、矛盾していることに気づかないのだろうか?
日本の技術基準や許認可制度には、欠陥が潜んでおり、そのまま受け入れるのではなく、自身で調査し、判断できる能力を養うべきで、たとえば、最近の例では、コロナワクチンの功罪であり、専門家ですら、断言できないことも存在しています。

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