マガジンのカバー画像

桜井淳現代論集 1 浜岡原発論

93
中部電力の浜岡原発にかかわる論文。1
産業事故や安全論では誰よりも優れていると自負しています。
¥300
運営しているクリエイター

#原発

Trovatoreさんの質問「米国の原発は地震が少ないために80年運転も可能だそうですが、地震の多い西海岸ではどうなのでしょうか」への回答 欧米の原発の中で、地震の影響を受けるのは、米カリフォルニア州ディアブロンキャニオン原発(110kW級WH社製PWR、2基、PG&E社所有)のみ、米国では、大部分の原発が、20年間の寿命延長認可済み、さらに、20年間の再延長申請に13基が合格しているめ、80年間(設計寿命40年+寿命延長20年+再寿命延長20年=80年)の運転が可能、しかし、・・・

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

研究ノート 原発寿命延長の日本特有の課題-機器・配管の経年変化と地震の影響の不確実性-

はじめに 耐震について、参考になる文献は、濱田・曽田・久野『原子力耐震工学』、(鹿島出版、2014)。 クリエータサイトnoteの私のバックナンバー記事・写真参照(https://note.com/kiyoshi_sakurai/all)。

有料
300

研究ノート 原発耐震設計の考え方と設計法と課題-静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員の浜岡原発3 & 4に対する視点-

はじめに 世の中には、耐震設計にかかわる学術書(大学院修士課程教科書)として濱田・曽田・久野『原子力耐震工学』、鹿島出版(2014)が存在しており、分かりやすい記載内容です。 私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として、主に、中部電力の浜岡原発3 & 4の耐震安全解析にかかわる重要事項を吟味し、クリエータサイトnote本欄バックナンバー記事・写真にまとめていますので、ご参照ください(https://note.com/kiyoshi_sakurai/all)。

有料
300

Trovatoreさんの質問への回答 日本で、商業用原発を保有する事業者数は、十事業者、そのうちの九つ(九電力会社)は、「特例方式」、原電のみが、会計処理上、「従来方式」、「特例方式」の場合、工事で埋め尽くされるため、後で外観検査しても、分からないことが多く、適切に建設されたことの証拠資料(図面、ミルシート、細部の写真、映像など)を保管しておき、監督官庁の経済産業省の請求があれば、関係資料を提出し、的確性の証明をしなければなりません

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

原発の基準地震動と基準津波高、具体的には、浜岡原発と東海第二原発の基準地震動と基準津波高を対象に、世の中に知られていないことについて、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員としての知識と経験を基に考察、浜岡原発のB2床面の基準地震動は、1200 gal.、東海第二原発は、地中減衰が大きく、解放基準面1009 gal.の約半分の486 gal.、原発の耐震評価では、原子炉建屋一階上がると地震動が20 %増、四階で二倍、屋上で四倍の地震動

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

原発再稼働の法的条件ー法的条件と社会的条件は異なることもありー

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

研究ノート 私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員になってからまる8年になり、会合で、多くの厳しい問題提起をしてきましたが(静岡県HP同会合議事録参照)、会合と緊急事態対策訓練など、これまでの全体的な感想をまとめてみました

まえがき 私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員になってからまる8年になり、会合で、多くの厳しい問題提起をしてきましたが(静岡県HP同会合議事録参照)、会合と緊急事態対策訓練など、これまでの全体的な感想をまとめてみました。

有料
100

研究ノート 原子力規制委員会は原発特重施設の審査条件をすべて公開せよ

はじめに 原発の「特定重大事故対応施設」(特重施設)とは、航空機を利用した破壊行為によってもたらされる安全への脅威を取り除くための工学的安全施設のことであり、日本の原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Authority ; NRA)は、安全審査の一般論と考え方については、情報公開しているものの、詳細な審査条件や安全審査にかかわること(安全審査申請書や審査会合の内容)については、情報公開に伴う社会リスクに配慮し、非公開にし方針に反する行為をした人を処罰する

有料
1,000

オリジナル研究ノート 日本のすべての原発サイトに共通する不確実性

はじめに

有料
100

オリジナル研究論文 浜岡原発の社会学における暫定的考察

はじめに

有料
1,000

浜岡原発緊急時対策訓練見学・調査

私は、2021年4月26日に開催された2021年度静岡県防災・原子力学術会原子力分科会の会合(zoomリモート会合)において、浜岡原発の緊急時対策訓練とシミュレータを利用した運転員訓練の見学の提案をしました。浜岡原発では、緊急時対策訓練は、年二回実施され、9月の見学機会がありましたが、実際には、コロナウイルス感染者数が多い社会状況であったため、事務局判断にて、延期となり、今回の機会となりました。 南海トラフ地震に直面している浜岡原発では、年間、各種訓練は、700回も開催されて

有料
100
+9

静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として浜岡原発緊急時対策訓練の見学・調査

有料
100

オリジナル研究論文 浜岡原発サイトのすべての屋外施設の耐震安全についての考察

はじめに

有料
1,000

オリジナル研究論文 浜岡原発3 & 4の耐震安全についての考察

現代技術の方法

有料
1,000