浜岡原発緊急時対策訓練見学・調査

私は、2021年4月26日に開催された2021年度静岡県防災・原子力学術会原子力分科会の会合(zoomリモート会合)において、浜岡原発の緊急時対策訓練とシミュレータを利用した運転員訓練の見学の提案をしました。浜岡原発では、緊急時対策訓練は、年二回実施され、9月の見学機会がありましたが、実際には、コロナウイルス感染者数が多い社会状況であったため、事務局判断にて、延期となり、今回の機会となりました。
南海トラフ地震に直面している浜岡原発では、年間、各種訓練は、700回も開催されており、中には、連絡網の確認のように形式的なものもあるものの、一日がかりの高度で複雑な訓練もあり、各種各様、開催数からすれば、世界一と推定され、考えられないくらいです。現場の士気が高く、強い問題意識がなければ、実施できないことです。原子力分科会の作業として、浜岡原発の現状を把握するため、現場の見学・調査をしました。

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