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浄化槽物件の注意点① #戸建教習所

こんにちは。
今日は浄化槽についてお話しします。
浄化槽は家庭や施設で使用される下水処理装置で、主に生活排水を浄化する役割を果たします。
古い戸建や田舎のエリアでは、浄化槽がまだ現役です。
都会のマンションで育った方は「なにそれ?井戸?ぼっとん?」的なイメージでいる方も意外と少なくないのではないでしょうか!?
私も、築古の物件を扱うまでは「浄化槽とかよくわからん物件は手を出さないでおこう」と自らシャットアウトしてしまっていました。

冒頭にも記載しましたが、浄化槽は今でも普通に使用されており、それが当たり前の地域があります。しかも、超ド田舎でもなく、歩いてすぐショッピングモールのあるような活気のあるエリアでも使用されているのです。(なじみのない人はてんでわかりませんよね。)

一般的な浄化槽の構造は、予備槽、好気槽、沈殿槽の3つの部分からなります。
生活排水が予備槽に入ると、固形物が沈殿し、液体部分が好気槽に送られます。
好気槽では、微生物が有機物を分解し、浄化を行います。最後に、浄化された水は沈殿槽で浄化され、浄化槽から排出されます。
詳しく図で理解したい方は、ネットでいくらでも出てきますので、
「浄化槽 仕組み」と検索ください(笑)
※槽の名称は資料ごとに異なる場合があります。

槽は道路に近いほど、きれいになっていきます。

次に、浄化槽の注意点として、定期的な清掃とメンテナンスが重要です。
適切な操作や管理が行われないと、浄化槽の性能が低下し、臭いや浄化不良の原因となります。
過剰な油脂や化学物質の排出は浄化槽の微生物に悪影響を与えるため、適切な排水管理が必要です。
浄化槽の周囲には車両や重い物を通行させないようにし、浄化槽の安定した機能を維持することも重要です。

そのメンテナンス費用は誰が支出するのかを明確にしておかなければならない点があります。
賃貸物件なら、負担割合をどうしておけば良いかという点です。
不動産業者(仲介業者)に入居募集を依頼する場合は、ほぼ事前にヒアリングされます。
そして、仲介業者によっても意見が異なります。「この辺りは、皆借主さんが自分でメンテナンスします」という意見もあったり、「自分でやらない借主さんもいらっしゃるので家賃に乗っけて大家さんが~」という意見もあったり。
いずれにしても、建物の賃貸借契約を締結する前に決めておく必要があります。

今日はこのへんで!(^o^)/


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