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おんぼろ吊り棚を生まれ変わらせる道 #戸建教習所

おんぼろのキッチン

人が何年も住まなくなった戸建は、どんどん傷みます。
エアコンなんかも使っていた方が寿命が長いです。
この家↑は、空室期間5年程で、雨樋や軒天もかなりやられておりました。

リフォーム開始前に、キッチン本体は使えそうもなかったのですぐに「交換」と判断できましたが、その上の吊り棚のリフォームをどうするかで悩みました。
使えるかと聞かれれば使えましたが、キッチン交換をするとどうしても吊り棚も何か手を加えなければ汚い色が目立ってしまいます。

とりあえずヤスりました

そこで、キッチンに合わせて白系のシートを貼ってみました。もちろん、下塗り剤(プライマー)は塗りました。

空気を含んで浮いてきてしまいました

この↑膨らんだ所を針で刺して、空気を抜いても変わらなかったので、
これはプライマーの影響ではないとわかりました。
改めて裏から押すとポコポコなりました。
つまり、下地が弱すぎて板を支えきれていなかったのです。

だんだん後になってから、感覚で「これはシート貼れないな」と瞬時にわかってきましたが、失敗の経験をしないとなかなか気付けません。

結局シーラーを塗り直し、ペンキで仕上げました。

白は基本4回塗りをします(汗)
完成!

無事、遜色ない程度に馴染みました。
どうしても、こういう経験を記事(文章)にすると、あっという間に完成したように見えてしまいます。
実際は「こうでもない、ああでもない」「またダメだ、やり直し・・・」「先週の作業無駄になったー」等々、愚痴りながら、雲を掴むような遠回りをしています。

【おまけ】
注意点としては引き戸系のものに塗装する際は、塗装前に必ず動作(滑り)を確認しておくことです。
ついつい早く「見栄えをよくしたい!」と思いがちなんですが、後から「滑りが悪いから一部削らないと」となったとき、部材を持つ回数が増えるため、作業しているうちにせっかく塗装した箇所が汚れてしまったり剥がれてしまったり、リスクが伴います。
ということで、引き戸の滑りが悪い時の対処法について次回お話します!

それでは今日はこのへんで('◇')ゞ

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