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「ファック・ユー・マネー」について

前回、新NISAについての記事を書きました。
僕自身はこの記事、あんまり気に入ってないです。
大事なことなのでもう一度書いておくと、投資の原則として仕組みがわからないことに手を出してはいけません。仕組みを理解せずに手を出すと、増やそうとして減らしかねないからです。増えないとしても、減るよりはマシです。わからないからやらないというのも、選択肢のひとつだと付け加えておきます。
僕の書いた手順書なんて必要がない人こそ、投資をすべきだと思います。

投資をすることよりも、「手元に残すお金を決める」(手順2-①)ことの方が重要だと思います。今は元気に働いていても、突然働けなくなることがあるかもしれません。誰にでもそのリスクはあります。また、どうしても我慢がならないことがあって、会社を辞めてしまうかもしれません。そんなとき、ある程度の貯蓄があれば、絶望しなくて済みます。投資で「増やす」ことより、もしもの時に生活を守れることの方が、心の安定を図る上でも大切ではないでしょうか。

英語圏では、「ファック・ユー・マネー」という言葉があるそうです。これは『上司や同僚に「死ね!!!」と吐き捨てて翌日会社を辞めたとしても、しばらくはなんとかなる程度の貯金』みたいなニュアンスです。僕はこの考え方をとても気に入っています。
人は色々な理由で仕事をしますが、お金のために縛られているケースもあります。そんな時でも、ファック・ユー・マネーと呼べるお金が手元にあれば、いよいよとなれば逃げ出すという選択肢ができます。僕は過去、ブラック企業に勤めて死ぬか殺すかを迷ったことがありますが、ファック・ユー・マネーの考え方さえ身についていれば悩むこともなかったなと後々思いました。

そんな思いを込めて、前回記事では『「手取り年収分」または「1年間の支出相当額」は投資せず手元に残しておきましょう』と書きました。お金と上手に付き合って、腐れ上司に「やってられるか!!死ね!!!」といつでも言える状態になりましょう。

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