見出し画像

経済学のオキテ 終わり

経済学の思考パターンを1つずつ学んできましたが、その中でもっとも重要なステップは「仮定」です。

〈定義→仮定→分析→結論→長所・短所 〉

「仮定」をおくことで、フクザツな現実経済を単純化し、分析しやすくすることを、前回までの経済学のオキテ・経済学のオキテ つづきを通して、良い点として学んできました。しかし、その良い面と同時に、分析対象である理論モデルが現実離れしてしまうというリスクもあります。

経済学にセンスとかないでしょ、と思いますが、上記のことから経済学においては、いかにセンスのいい仮定をおけるかどうかが勝負になります。

「仮定」は単なる前置きではなく、最も重要なものなのです。

「仮定」とくれば、「前置きではなく、理論の善し悪しを左右する重要なもの」と考え、「この仮定をおくことにより、どのように単純化し、分析しやすくなるだろうか」と考えるのと同時に、「この仮定による単純化で現実離れしてしまわないだろうか」と注意してください。

(石川, 2011, p10)


ここで経済学のオキテについては終了です。おつかれさまでした😀

【参考文献】
石川秀樹「速習 ミクロ経済学」2011


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?