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『優しいあなたが優しさを見逃さないために見て欲しい"ある作品"』


どうも、18歳のコミヤジです。(笑)

今回のテーマは『優しいあなたが優しさを見逃さないために見て欲しい"ある作品"』です!!✨

初めて、割とガッツリ自分のおすすめ作品を紹介してみます!

全く興味ない人のために"読むべき理由"も長々と書かせて頂きましたので、是非最後まで読んでください。(笑)
そして、僕のおすすめ作品も見てみてください。(笑)



「優しい人」が見落としている落とし穴


まず、今回は「心の優しい人」に向けた内容のつもりで書くので、最初に「心の優しい人」の定義付けをさせて頂きます。

僕の思う「心の優しい人」の定義は『最終的に誰かにツラい顔や悲しい顔をさせない選択が上手い人』です。

ので、僕が思うに、自分がどのような選択をした時に『他人がツラい顔や悲しい顔をしてしまうのか?』を知っていれば知っているほど『人は優しくなれる』と思っています。

よく言われる「苦しみを知ってる人間ほど優しくなれる」的な感じです。


しかし、僕は最近思ったことがあります。

自分の選択で『誰かにツラい顔や悲しい顔をさせない』のがいくら上手な"優しい人"でも「とある選択」をする時には見落としている落とし穴がある、と。


それが『自分が"誰かを笑顔にするための選択"』をする時です。


普段は選択の上手な優しい人でも『誰かを笑顔にするための選択』をする時は、ついつい『"その選択"によって「"誰かが悲しい顔をすること"」まで想像力が回っていないこと』が多い気がしてならないんです。

『何を持って優しい選択なのか?』は勿論人によって異なりますが、少なくとも僕は『誰かを笑顔にするための選択』をする上では『笑顔になる人』と『悲しい顔になる人』の両者を知っていることで、初めて"本当に優しい選択"ができるのではないかなぁ…と思います。

というより、自分が本当に優しい選択から逃げているからそう思うのかもしれません。



主人公は勝たない


さて、本題です。

まず今回僕が紹介する作品は、誰かの選択によって「笑顔になる人」ではなく『悲しい顔になる人』が主人公です。

具体的には、とある人物が『誰かを笑顔にするための選択』をした時に、その選択によって『笑顔になる人』ではなく『悲しい顔になる人』にスポットが当たる作品ですね。


さて、そんな「優しいあなたが優しさを見逃さないために見て欲しい作品」『"五等分の花嫁"』です。


皆さんも名前だけは1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

お話を軽く紹介すると、主人公の男の子「上杉くん」の高校に"五つ子の姉妹"の女の子達が転校してきます。

そして、この"五つ子の姉妹"の女の子の内の"誰か1人"が物語のラストに上杉くんと結婚するというスタートで始まるラブコメ作品です。


「なんだぁラブコメ作品かぁ〜!どうせ主人公がハーレム展開になって、最後は主人公とヒロインが結婚するんだろ〜?何より俺(私)はあんまりラブコメが好きじゃないんだよぉ〜!」

と心の中で想ったそこのあなた。

勘違いしてはアカンです。


というのも、まずこの物語に"明確なヒロイン"は存在しないんです。

従来のラブコメ作品は、いざという時にいわゆる"主人公・ヒロイン補正"が働くことで、主人公とヒロインがイイ感じになって物語が進行し、最終的に主人公とヒロインが結ばれることで物語は幕を閉じ、ヒロイン以外の主人公に恋をしている子(+その子を推してるファン)が日の目を浴びることはほとんどありませんでした。

しかし「五等分の花嫁」という作品は"非常に特殊な作品"で、従来のラブコメ作品と違って「ヒロイン全員が"五つ子"」という"対等な立場"のため、いわゆる『"ヒロイン補正"というものが存在しない』んです。


そして何よりの『五等分の花嫁』の魅力として、この作品の主人公が「結ばれたヒロイン」ではなく、最終的には結ばれなかった『負けヒロイン』であることなんです。


普通のラブコメ作品は「主人公は誰ですか?」と聞かれた場合、大体みんな口を合わせて『結ばれた主人公の男の子とヒロインの女の子』って言うと思うんです。

でも、この作品は違うんです。

『結ばれなかった、負けたヒロイン』が『主人公』なんです。


先程紹介したように、五等分の花嫁という作品は「"五つ子の姉妹"の女の子の内の"誰か1人"が物語のラストに上杉くんと結婚する物語」です。

そして、多少ネタばらしをすると、五つ子の姉妹の内のほとんどは最終的に上杉くんに想いを寄せることになります。

つまりです。

上杉くんに想いを寄せる5人の内、最終的に1人が結婚することが決まっている物語なので『絶対に1人が結ばれる物語であり、絶対に4人は結ばれない物語』なんです。


どうです…?

ちょっと普通のラブコメとは違って、切なさがあるのが、伝わります…?


少し深堀すると、この物語で凄くミソなのが「ヒロイン達が五つ子の姉妹である」というところなんです。

"五つ子姉妹"で"全員が対等な立場"で"ヒロイン補正"が存在しない設定…

この今までのラブコメ作品には無かった秀逸な設定によって、作品全体を通して「結ばれるヒロイン」も「結ばれないヒロイン」も、他の姉妹と同じ時間だけ上杉くんと共に日々を過ごし、同じだけの思い出を作り、様々な困難を共に全員で乗り越えます。

そして、上杉くんが5人の内の1人と結ばれた後も「結ばれたヒロインが笑顔を見せる時間」と「結ばれなかったヒロインが涙を流す時間」が同じ時間だけ描かれます。

従来のラブコメ作品と比べて、圧倒的に"負けヒロイン"に感情移入できる機会が存在していて、圧倒的に"負けヒロイン"が負けている描写が存在するんです。

僕は過去に様々な作品を見てきましたが、こんなにも『結ばれなかった人間の気持ちがよく分かる作品』は他にありません。

結ばれなかった人間をこれだけ丁寧に描く理由が存在する作品が無い(少ない)からです。

『五等分の花嫁』という作品は最も『"結ばれなかった人間の気持ちがよく分かる"作品』なんです。



「優しい人」になるための第1歩


今回の僕の主張は主に2つでした。

① 自分がどのような選択をした時に『他人がツラい顔や悲しい顔をしてしまうのか?』を知っているほど『人は優しくなれる』

② 優しい選択が上手な人でも『誰かを笑顔にするための選択』をする時は、その選択によって「"誰かが悲しい顔をすること"」にまで想像力が回っていない


上杉くんは、一見無愛想に見えるキャラクターなのですが『最終的には誰かにツラい顔や悲しい顔をさせない選択が上手な優しい人』でした。

そんな優しい上杉くんは、最後に「自分と自分の想い人を笑顔にするための選択」をしました。

ですが、僕が思うに上杉くんが最後に下した選択は「誰が悲しい顔をするか?」をちゃんと想像した上での選択だったと思っています。

上杉くんは優しい人であり、本当に優しい選択もできる人だったわけです。


僕自身も完璧にできていないので、自戒の念を込めて書きますが、普段僕達が「誰かを笑顔にするため」にしている選択の裏では「きっと誰かが悲しい顔をしている」んです。


今回、僕が伝えたかったことをまとめます。

僕達が優しい人間になるためにできる第1歩は、自分の選択によって「笑顔になる人」と「悲しい顔になる人」の"両方を知るために最大限努力をすること"なんだと思います。

だから、僕も、既に優しいあなたも、自らが誰かを想って選択をする時には『自分の選択によって悲しい顔をしてしまう誰か』を"知る努力"を共に頑張ってくれませんか?ということです。

きっと、苦しみを知らない人間には『自らの優しさで他人の苦しみを未然に防ぐこと』はできないですからね。



終わりに


少々エセポエマーっぽい締めくくりになってしまいましたが…(笑)

今回の『優しいあなたが優しさを見逃さないために見て欲しい"ある作品"』はいかがでしたでしょうか!!

勿論、今回書かせて頂いた内容も勿論見所なのですが、当たり前の如くシンプルにストーリーも登場キャラも全部魅力的なので…

もうとにかく漫画でもアニメでも良いので1回目を通して見てください!!

お願いです!!(笑)


さて、こんな感じで今回は以上になります!(笑)

最後まで読んでくださってありがとうございました!!✨(*´˘`*)

次回のテーマは『"知ってる"と"できる"と"やる"は違う』です!!

それではまた次回の記事で!(ι´Д`)ノ


※ご感想をコメントやリプで送って頂けると嬉しいです〜!!✨(-人-)

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