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【児発・放デイ開所の記録】No2.ところで、何から手をつければ良いのだろう?

2023年2月、起業1年目。仕事に恵まれ、2月になり余裕が生まれる。子どもの学力競争に疑問を抱き、早期からのITスキル習得が生活の幅を広げる手段と考え、児童発達支援・放課後デイサービスの事業所開所計画に至る。


やりたいことは決まった。ではどうすれば良いだろうか?
簡単に”今から始めます”と言ってできるものではないのは確かで、サービス提供を行う場所の確保や行政への指定申請が必要なのはわかっているが、いざ何から手を付けて良いかと言われると全く知識が無い状態であった。

インターネットで検索するとすぐに見つかった。児童発達支援・放課後デイサービス事業の始め方に関する情報はかなり簡単に見つかる。しかも大量に。それが問題でもある。

これをそのまま信用して良いのだろうか?
良くないに決まっている。

制度は割と頻繁に変わっていくもので、中には古い情報や特定の地域に関する情報もあり、このまま鵜呑みにして進めるのは危険だと感じた。

物件を借りるのもお金がかかるし、人も雇い入れなければならない。そこまで進んで開所は認められません!となったら最悪である。

できるだけ慎重に行きたいし、開業に関して相談もできて、全体の進め方についてサポートしてもらいたいと思っていた。そのため、次にインターネットで探したのは開業支援を行っている専門業者である。

その時に知ったのだが、行政書士さんが児発・放デイの開業サポートを行っていることである。それ専門にされている所もあり、それだけ開業の需要があるということか…と思った。でも実際にニーズがあるかどうかは別なんだろうなぁとも。

良く見て調べて、しっかりと悩んだ。
サポートしてくれる範囲がかなり異なっているからである。
私としては、お願いしたいのは開業に関する手続きのところだけではない。運営方法や契約手続き、現場でのノウハウも知りたい。なんなら職員研修とかもフォローしてもらいたい。

そうなると候補としては実際に児発・放デイ事業を行っている業者がコンサルとして関わってもらうのが良さそうだと思った。

そんな時に見つけたのはLITALICO社の開業サポートであった。
探し当てたように言っているが、かなり広告を出しているので、Googleなどで”児発・放デイ 開業”などと調べるとすぐ目に付くと思う。

LITALICO社は全国的に児発・放デイを運営しているので詳しくは知らなかったが、名前は知っていた。

とりあえず、無料の説明会に参加することにした。オンラインで実施しており、開催日程も多数あったので、すぐに参加することができた。

LITALICO社側の説明者が1名に対して、参加者は数十人はいたのではないだろうか。
LITALICO社の概要説明や現在の児発・放デイを取り巻く状況、開業サポートの内容など。どんな物件を選べば良いかなどもあったと思う。

物件の要件など多々出てきており、これは探すのは大変だぞと思った。そもそもその場だけでは理解が追い付いていなかった。配置基準の話や加算についてもあったかもしれない。

これだけ考えなければならないことがあるんだよ、大変でしょ?という印象付けを行うLITALICO社側の作戦かもしれないが…

事実、私は考えなければならないことの多さに怯んだ。
これ本当にできるのだろうかと。
(LITALICO社側の説明者になんだか胡散臭さを感じたのも事実)

それでもLITALICO社のサポートは良さそうと思った。
開業に関する相談や定期面談、研修まで実施してもらえて、LITALICO発達ナビの教材、LITALICO社で使用しているアセスメントシートなども使って良いということだったので、何もないところから手探りで準備するより、実績がある支援を提供できるのは有難いと感じたからである。

あとの問題は費用だ。
これが結構なかなか…総額で350万円程度だったと思う。
これから出費も増える筈なので押さえたいところではあるが、きちんとしっかりと進めたい…かなり悩んだ。

退路を断つための費用でもあった。
ここで契約して、支払ったら後戻りはできない。
そう思って決断した。
※支払いが一括ではないのが救いだったかもしれない。

こうして、2023年3月、LITALICO社に開業コンサルを依頼して、児発・放デイの開業を進めることにした。

今となっては、この判断は間違っていなかったと断言できる。

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