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モテたいというモチベーション|デミロマンティックの私に見える世界

どうやら「モテたい」というモチベーションは、人を大きく動かすらしい。

例えば、好きなアーティストや芸人さんが、音楽やお笑いを始めたきっかけとして「モテたいから」と答えているのを何度も聞いたことがある。

学生時代は、モテたいからスポーツやるとか、ファッションに気を遣うとか。スポーツやったり目立とうとしたりするのは、男性の方が多いだろうか。

女性の方も、あからさまに口に出して表現する人が少ないだけで、ファッション、メイク、言葉遣い、仕草など、モテるための戦略というのがたくさん存在していると思う。

デミロマンティックというセクシュアリティは、恋愛を全くしないわけではない。好きな人ができたときに、少しでも可愛く思われたいと思って、ファッションやメイクを研究して、好かれようと努力する気持ちはよく分かる。

私にとっての「モテたい」は、いつか好きな人ができたときにその人に好きになってもらいやすくなるため、だと認識していた。

ところが、「モテたい」という感覚は不特定多数にちやほやされたいというもっと漠然とした感覚だということが分かってきた。

不特定多数からの好意、私は必要がないと思ってしまう。それに、もし仮になんの努力もしないでいいのであれば、ちやほやされないよりされる人生の方が楽しいかもしれないが、「モテたい」願望が何かの動機になるという感覚が分からない。

そういう些細なことでも、私はデミロマンティックなんだと自覚する。

恋愛とか、異性とか、そういうことへの優先度が低いまま、日々を生きている。

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恋愛しない人が浮かない世の中に変える活動をするために使います。エッセイ以外にも小説を書いたり、歌も作っています。