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エシカルマルシェ

お久しぶりです。noteにログインすること自体がお久しぶりすぎてログインIDとパスワードがわからなくなってちょっとテンパってしまいました。

さて、頭の中に書きたいことは色々とあるのですが、今日は10月に開催するエシカルマルシェのことを書きます。はい、告知です。そういうことでもないと重い腰はなかなか上がりません。ってことでそもそもエシカルマルシェってなんだ?という人も多々いるかと思いますので、まずはエシカルマルシェのことをなるべく簡単に説明をしますね。

エシカルマルシェとは

エシカルマルシェは、昨年2018年に清水焼の郷まつりの会場内で初開催したマルシェで「見た目もおいしく、地球にもやさしい、新しい形のマルシェ」をコンセプトにしています。昨年の第1回は「器と寄り添うエシカルマルシェ」という名前で開催しましたが、2年目の今年は早速「トキノハエシカルマルシェ」と改名しています。節操なくてすみません。

毎年10月の第3金土日に開催する清水焼の郷まつり。トキノハのお店がある清水焼団地一帯で開催されます。イベントのメインは陶器市で、100店舗以上が出店してかなり盛り上がります。


メインは陶器市ですが、飲食のイベントもあります。地元の飲食店さんを中心に出店していただいています。ただ、この飲食が、ぼくのなかでずっと気になっていました。それは、せっかくの陶器まつりなのに、使い捨てのプラ容器で出すのがもったいないなってことです。周り一帯見渡す限りに陶器が溢れかえっているのに、その横で使われる器はプラ容器。ゴミ箱にはゴミの山。なんか残念な絵だな。。とずっと思ってました。

一応実行委員の末席にはいたので、そんなことについて発言したこともありましたが、乗り越える障害は多く、そしてそれを乗り越える具体的な方法もそのときの僕には全く思いつきませんでした。何よりも、実行委員会主導でやると、みんなの意見をまとめてやるのが大前提で、それがとても大変だと感じました。

そんなことを思ってから何もしないまま数年間が経ち、僕自身も個人事業から法人になり、手伝ってくれる(ワガママを聞いてくれる)スタッフも増えてきた昨年、いっちょ自分たちでやってみるか、と奮い立ち、思い立ったまま会場の候補としてずっといい場所だなと思っていた、トキノハの粘土を購入させてもらっている泉陶料さんに相談したところ快く会場を貸してもらえることになり、資金がないので思いつきで全くノウハウのないクラウドファンディングに挑戦し、なんとかかんとか資金を集め、スタッフ全員心身ともにボロボロになりながら開催したのが昨年のことです。

クラウドファンディングでは、ノウハウもなければ準備時間も全くなく、えいやー!でやったのですが、ご協力お願いします攻撃をスタッフ総出で頑張ったところ、なんとか目標額以上の支援が集まり、資金は調達できたのですが、自分の悪いくせで、会場の設営にこだわり過ぎたため結果的に30万円ほどの大赤字のイベントになってしまったのが昨年でした。

赤字の大きな理由は、来年度以降も使えるような照明設備やテーブルの天板、飲食ブースなどを購入したことでした。これは今年も活用できる資産になっているので、今年はまぁトントンにはできるだろう、と予算を試算していたら、ぜんぜん合わない。。やはり飲食店さんからの出店料だけでイベント費用を賄うのは難しいなと思っていたら、昨年イベントに来てくださっていた山科区役所の方から、こんな助成金ありますよという情報を8月にもらい、9月27日現在では、この助成金の申請が通れば最低限の赤字で運営できる!という希望をもっている状況です。

とまぁ内部情報をさらけ出していますが、要するに思いを先行させて収支を後回しにしている悪い例のイベントです。皆様、ご利用は計画的に。

思いが先行なんて言ってますが、じゃあどれほどの思いがこのイベントにあるんだ!ということですが、真面目な話、思いは結構あります。ということで肝心のエシカルマルシェの中身について話していきますね。

エシカルマルシェの中身

お金の話になってしまい、エシカルマルシェの具体的な内容をぜんぜん説明できていませんでした。エシカルマルシェってなんだ?ですが、まず昨年の様子を写真でどうぞ。

画像1


ちょっと分かりにくいですが、会場レイアウトは真ん中に飲食ができるスペースがあって、まわりにぐるりと飲食店さんが取り囲んでいるような感じです。いわゆるフードコートをイメージしてもらえば想像しやすいです。お客さまは、好きな飲食店さんから食べたいものを選んで購入。中央のテーブルに座って食べる。ここまでは普通のフードコートと全く同じです。ただし、使っている器は全てトキノハの器なのでフードコートよりもたぶんちょっとだけおしゃれです。

画像2

食べ終わった器は返却してもらうのですが、エシカルマルシェでは、そのまま器を返却してもらうのではなく、予洗いをお客さま自身にしてもらってから器を返却してもらいます。予洗いという言葉は主に洗濯のときに使うワードですが、洗濯を食器洗いに変換しただけで意味としては同じです。しっかり洗う前に、ちょっと準備をしておくと、本洗いがとっても楽になるというのが予洗いです。

会場の入り口付近につくった「予洗い場」には、小さな布とゴムベラが置いてあります。お客さまは、ヘラや布で食べ終わった器についた汚れを自分たちでぬぐってもらうという予洗いを行ってもらいます。これをしてもらうことで、その後スタッフで食器を洗浄するのですが、その手間が格段に楽になります。

せっかくプラ容器でなく陶器を使っても、食器を洗うのにじゃぶじゃぶ汚水を垂れ流していたのでは、どっちが環境にやさしいの?という疑問をもったことがこの予洗いをしてもらうきっかけでしたが、この予洗いは他にも想像してなかった効果をもたらしてくれました。

それは、食べ残しがめちゃくちゃ少なくなったということです。もちろん、飲食店の方の料理がすばらしく美味しいもの揃いだったのは大前提ですが、それでも普通はある程度の食べ残しはあるものです。みんなの前で予洗いをすることが食べ残しをしにくい雰囲気づくりに役立ったと勝手に解釈しています。

画像3

ちなみに、これは1日目の写真ですが、600名くらいが食べたり飲んだりして、この量のゴミです。(約3.5Kg)一般的な飲食イベントのゴミの量がどれくらいなのか具体的な数字は知りませんが、これよりはかなり多いと思います。なかなか衝撃的でしょ?

ここ何日か、スウェーデンの環境活動家のグレタさんの活動がメディアで取り上げられていますが、環境のことは本当に難しい問題です。エシカルマルシェなんてイベントをしているので環境に対して色々とやっているように思われたりしますが、実のところ全然で、じゃあ自分が人に誇れることをしているのかといえば全く何もできていなくて、このマルシェもむしろ普段の自分の事業活動の贖罪のような意味もちょっとあります。

だって、陶芸の仕事は山を削って、電力とか木材とかを燃やしたりしてCO2を排出しまくって、二度と大地に帰らないものを生み出している仕事ですからね。陶芸の仕事はどこか地球にやさしい仕事のようなイメージをもたれたりしますが、実際は全然そんなことありません。

じゃあ陶芸は悪なのか?環境破壊なのか?

そんなことはない!!と大声で言いたいところですが、もし「あなたの仕事は環境破壊ね」って指摘されたときに僕には相手の目をまっすぐに見て反論できる理屈を持ち合わせていません。

ただ、反論できないので、せめて自分がつくったものにはしっかり責任を持とうとは思っています。失敗してしまった器やあんまり気に入っていない器も、アウトレット品として販売するのには僕の中でそんな意味があります。作り手としては、自分のブランド価値が下がるので失敗作は世に出したくない、叩き割って捨ててしまう。という理屈もとってもわかります。でも、ブランド価値よりも大切なものもあるんじゃないかなと、まだぜんぜん使える器が割られるのを見ると切ない気持ちになります。

エシカルマルシェは、自己肯定の意味合いも含め、器を使うとプラ容器を使わないから地球にやさしい!という超短絡思考でやっていますが、実際にそんな一面も陶器にはあるのかなと思うと器をつくっている人間としては少し救われる気持ちになります。

ちょっとお堅い話になりましたが、エシカルマルシェの大前提は、おしゃれでおいしいイベント、です。プラ容器で食べるより、本物の陶器で食べる方が100倍おいしく感じる!もともとおいしい料理がさらにおいしくなる!というのが一番ど真ん中に伝えたいイベントです。

最後に、昨年は、出店者さんを集めるのがとっても大変だったのですが、今年は出店者さんのセレクトを津乃吉の吉田くんに一任しています。めちゃくちゃ助かっています。津乃吉はものづくりにとってもこだわっているお店なので、セレクトにもかなりこだわりがつまっているようです。僕も知らないお店がたくさんあるのでどんなメニューが食べられるのか今からめちゃくちゃ楽しみです。今年の出店者さんに関しては、これから順次トキノハエシカルマルシェfacebookページやトキノハのHPなどでお伝えしていきますね。

あ、最後になりましたが、清水焼の郷まつり中はトキノハのお店でもアクセサリーとかイラストレーターさんとのコラボ商品とか清水焼の郷まつりで初見せの商品もたくさん出すよていなのでぜひぜひ楽しみにしていてください。ということで久しぶりのnoteは完全に告知でした。

トキノハエシカルマルシェ2019
2019年10月18日(金)〜20日(日)
9:00〜17:00
雨天決行
清水焼の郷まつりの会場内です。会場に来ていただければ看板やマップですぐわかると思います。



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Kiyo to-bo(株)代表。日常づかいの清水焼ブランド、トキノハを立ち上げ、2015年にカフェ/陶芸体験/ショップが一体となったHOTOKI設立。2019年に料理人さんのためのオーダーメイドブランド「素-siro-」を立ちあげる。1980年生まれ。

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