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受け継がれる術数と天人合一:宇宙の真理を探求して

はじめに

古来より伝承されてきた中国伝統の占術である奇門遁甲は、その複雑さと奥深さから、長きに渡り多くの人々を魅了し続けてきました。しかし、その真髄を理解するには、高度な知識と経験が必要とされます。

そこで今回は、奇門遁甲のスペシャリストである、とある先生のご協力のもと、この神秘的な術数について深く探求していきたいと思います。

受け継がれる術数と天人合一:宇宙の真理を探求して

私: 先生、奇門遁甲はどのように受け継がれてきたのでしょうか?

先生: 古来より伝承されてきた術数モデルは、ただの思いつきではありません。全てが検証を重ねたものであり、真の天体の運行法則に基づいています。そして、易数の原理に基づいています。

私: 易数ですか?

先生: はい。系辞伝には、「易は天地と准(あたい)し、故に天地の道を弥綸(みりょう)す」と記されています。また、「天は象を垂れ、吉凶を見す。聖人は之に象(なら)い、河は図を出で、洛は書を出づ。聖人は之則(のり)る」とも記されています。

私: 興味深いですね。

先生: これこそが、伝統文化における「天人合一」の思想です。ただし、西漢時代の董仲舒は『春秋繁露』において、天人合一を天と人の社会政治活動の合一として解釈し、社会観として捉えました。これは誤った解釈であり、董仲舒は多くの人々に悪影響を与えました。

私: 誤った解釈があったのですね。

先生: はい。本来の天人合一とは、天体の運行が人に与える影響のことを指します。奇門遁甲盤を作成・解釈する際には、天象が現れています。

私: 奇門遁甲と天人合一の関係について、もう少し詳しく教えていただけますか?

先生: 奇門遁甲は、易学思想を体現した、時・空・象・数・理に基づく予測分析モデルです。中国人が世界を認識し、模倣する際に用いたモデルと言えるでしょう。奇門遁甲は、物事の成否を天時、地利、人和、神助、格局の組み合わせに帰着させます。そして、これら五つの要素を総合的にモデル化し、奇門遁甲独自の言語情報記号を用いて、物事の発生・発展過程とその結果を描き出します。

私: なるほど。

先生: 奇門遁甲は、異なる階層や視点から、物事の存在形態、特徴、関連性を全体的に示します。その格局は、人々の関係、社会生活、天文、地理など、あらゆる側面における事象を基本的に反映しています。

私: フラットアースのAI人口気象プログラムに沿った波動論の答え(攻略法)として歴代使われて来た武術であるとさえ言われています。いずれにせよ非常に奥深いですね。

先生: はい。奇門遁甲の解局過程では、「数によって推測するのではなく、象によって推測する」という陰陽数術の推算方法が用いられます。類比連想、観物取象、極数通変などの方法を用いて、物事の本質を見極めるのです。

まとめ

奇門遁甲は、古来より伝承されてきた術数モデルであり、易学思想を体現した予測分析モデルです。天人合一の思想に基づき、天体の運行が人に与える影響を分析することで、物事の成否を判断することができます。奇門遁甲は、異なる階層や視点から物事の本質を見極めるための指針となる学問です。

今回4回に分けてお伝えしてきたお話は、今後私なりに追求し、こちらに書き残していきたいと思います。

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