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心に貼れるバンドエイドが欲しい時

「子供も産まないで」

唐突に、姪っ子が放った言葉は、私の心をグリッとえぐった。

その時、姪っ子は8歳。
毎日やり場のないイライラを誰かれ構わずぶちまけていた。
小学校に馴染めずにストレスが溜まっていたのは分かるんだよ。
そしてそんな言葉には関係なく、大好きで愛しています。
私の大切な姪っ子三姉妹たち。

きっと、周りにいる大人の誰かが言っていたコトを
イライラに任せて私に放ったんだってことも分かってるよ。

だけど、その時えぐられた傷が
何年経ってもズキズキ痛むんだよね。

いつか機会があったら伝えたい。
「言葉は、ものすごい力を持っているんだよ。
人を殺すことも、死にそうな人を生き返らすこともできるんだよ。」って。

そしてこれは言えないけれど
「産まなかったんじゃなくて、産めなかったんだよ…本当はね。」

アァ、心の傷に貼れるバンドエイドが欲しい。
安物のすぐに剥がれそうな絆創膏じゃなくて
これを貼ったから、もう大丈夫。
傷のことは忘れて遊んでてもOK!って思えるような
納得できる安心感のあるヤツがね、欲しくなるのよ。
大人の女は…なんてね。

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