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【建設的に議論しよう】校則みなおし「#靴下は白色?」の回

どうして中学生の靴下は白なのか?

カボス先生「校則で靴下の色は白のみにしている中学校は多いですよね?」
ゆず子先生「はい。私の学校もそうです。ちなみに、ワンポイントなら刺繍が入っていてもOKとしています!」

カボス先生「そうなんですね。私の勤務する学校では昨年度から、靴下は白以外に、黒・紺・グレーが可となりました。もちろんワンポイント刺繍が入っていてもOKです!生徒と保護者の方に校則の変更をお伝えした翌日から黒色の靴下をはいている生徒がいました。」
ゆず子先生「えーそうなんですね。でもそうすると登下校の時、制服に黒い色の靴下の生徒もいるわけですよね。なんか違和感がありますね…。」

カボス先生「忌憚のないご意見をくださってありがとうございます。何が違和感を持たせているのでしょうか?」
ゆず子先生「いやーだって、中学生が学ランに黒い靴下って似合わない感じがするんですよね…。」

カボス先生「わかります。私も最初はそうでした。でも結局“慣れの問題”なんですよね。1,2週間で気にならなくなりましたよ。靴下の色でとやかく言うのは、本質的な問題ではないと思っています。」
ゆず子先生「なるほど、まあ確かに慣れれば問題ないのかもしれないですけど。学生は社会に出る前の練習期間だと思うんですよね。そうすると服装の指導はこだわった方がいいと思います!」

カボス先生「社会に合わせるというのなら、靴下の色を白に限定する必要はないのではないでしょうか。社会人がスーツに合わせる靴下は一般的に黒系です。私も疑問に思って紳士服店を見に行ったんですけど、ビジネス用の靴下コーナーには50種類以上商品がありましたが、白い靴下は1点だけでした。店員さんにお聞きしたら、白い靴下は“カジュアル”になってしまう色だと教えてくれました。」
ゆず子先生「なるほどー!言われてみればそうですね! あっ、でも!高校受験とかで面接がありますよね。今まで白い靴下が当たり前だったので、受験した生徒の印象が悪くならないか懸念が残ります…。

カボス先生「確かに、一般的に受験をする学校の校則に合わせるという必要はあるかもしれませんね。ただし…『高校生に合わせるのが中学生!』という考え方は本質的ではないのではないでしょうか。中学生が制服で、小学生が私服であるのがなぜか…説明としてちぐはぐになってしまいます。
靴下が黒なのがどうしても心配なら中学生向けに入試要項やパンフレットを届けに来てくださる高校の先生に中学校の校則についてお伝えするのがいいと思います。そこで、認識をそろえたり、高校の先生の本音が聞くことができたりすると思いますよ。
以前、ツーブロックヘアーは違反かどうかを来校した高校の先生に聞いてみましたが、『今のところ禁止にしているが、実際はグレーゾーンですね』とか『人権にもかかわるので、許容する方向で生徒会のメンバーと検討しています』と教えてくれた先生もいましたよ!」

カボス先生が伝えたかったこと

常識は変わるもの。本当の課題を見つける視点をもってほしい。

私たちは、コロナ禍でめまぐるしく変わる“常識”を目の当たりにしました。
例えば、マスクです。
これまで私が務めた学校で『生徒の付けるマスクは白にしよう』と、同僚の教員から意見を頂戴したことが何度かあります。もともと、そんなルールは校則に明記されていなかったので“追記しませんか”という感じです。
『黒のマスクは、過激なデモに参加する人が付けているイメージがある』とか『昔学校が荒れていたとき、ペンで落書きをしたマスクを着けている生徒がいた。色付きのマスクはその前兆に見えてしまう』といったのが理由でした。

しかし、2020年の春から、全ての国民がマスクを着けて過ごす日々が続きました。高温多湿の日本の夏ですら屋外でマスクを付ける時期もありました。それは、色付きのマスクや洗って使えるマスクが一気に一般化した時期と重なります。そして、今現在(この記事の執筆時)は屋内・屋外、あるいは会話を伴うかどうかなど、いくつかの条件に照らし合わせ、マスクの着用の判断をすることになっています。

常識とはその時々の状況や場所によって簡単に変わるものなのです。
そういった”常識”の範疇に入るようなことを校則にして「絶対に守らせる」という指導や管理をしていくことは得策ではないと思うのです。
それよりも、もっと真剣に考えなければならないことに時間と労力を割いた方がよいと思います。

学校の先生は一生懸命な人ばかりです。
本質的な問題を解決するための知識と行動の歯車がガチっとかみ合ったそのときに、未来をつくる子どもたちに最高の教育を届けることができると思っています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
by kiyomi🍊

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