悩み始めた息子
前回からの続きで、起業家おかんと息子の起業塾が始まり、まだ学生の息子を、おかんの会社にインターン生として迎えることにした。しかし、あまりの起業の厳しさに悩み始めた息子......。果たしてどうなってしまうのか。
悩み始めた息子
あまりに起業の厳しさと現実を知ったのか。
急に無言になった息子は「どの事業がええんかなあ?」と不安げな様子で聞いてきた。
きたきた・・・
そら、不安になるわ。何も知らない、何も出来ない自分に自信が持てる訳がない。
当然や!
人々の「困った」を解決してお金を頂く
事業というのは、人々の「困った」を解決してお金を頂くということが基本なので、課題解決に最適な対処方法を考えられるか?ということだ。
その課題を抱えている人が多いほどチャンスはある。毎日、新聞やニュースを見ていると色々な情報収集はできる。
しかし、テレビ番組で取り上げられて【こんな事業が儲かってます】とか、【すごーい社長達】を見て、これだ!と真似ても同じ事業で成功するとは限らない。
事業をうまくいかせるには「●●」が必要
決してブームに乗ってはいけない。表面的に見るのではなく、なぜ儲かっているのか?どのような仕組みなのか?自分だったらこのようにしてみるなど、既存のビジネスモデルにかならず、自分のアイディアや工夫・特色を入れないといけない。
好きとか嫌いとかではなく、淡々とアイディアを出していくのだ。
これが考えられないと、事業が変革できないのである。
腹をくくった息子
ここまでくると、起業家おかんは息子に後悔させないように
「それで本当に起業するん?辞めるんやったら今やで!来年就職活動できるし!」
行き詰った息子は、しばらくして腹をくくったようだ。
「好きか、嫌いとか、苦手は考えず、自分にとって今の環境を最大限活かして、工夫できるものをコツコツ積み上げる。就職せずに起業する。大学在学中にあたりをつける」と言い切った!
おー!!やるんや!!
起業家の使命
起業家はこうやって悩みながら、絶えず自分と向き合い、決断をしていくのが使命や。
全編でも述べたが、いくつもの事業を立ち上げてきた起業家おかんにとって、新しい事業を考えることは一番楽しい。ワクワクするのだ。いつもアイディアマップを用意していて、思いついたアイディアや企画はストックしている。常に30件ぐらいはある。
その中で実行するものもあれば、調査する中でダメだと思うこともある。しかし、やると決めたらブルトーザーのように進めていく。起業家としての醍醐味だ。
息子にも、起業は苦しみではなくワクワクしてほしい。と心から思う。
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