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米軍、イスラエル軍、国連や人道支援団体の連携による食糧供給

 ご紹介したい、イスラエルを伝えるユーチューブ・チャンネルは、TBN Israelというものです。

 TBNは、アメリカでは最大の福音伝道報道局ですが、イスラエルに特化したチャンネルです。そこに登場する人たちは、イスラエル人であり、イエスを自分のメシアと信じる人々です。その人たちも、従軍して、ガザの現場から、軍の許可、いや許可以上にお願いされて、報道しています。

 今は、予備兵として現場から離れていますが、現地から湯気が出てくるような生の情報を伝えてくれています。これはとても大切で、ニュースは印象操作が多く、戦争報道は特に宣伝戦が強いので、事実を一つ一つじっくり見ていかないといけないと思います。

そして、ニュースというのは、悪い知らせばかりを伝える傾向があります。良いことが行われていてもニュース性がありません。けれども、シェア元の動画はそうではなく、ニュースにありがちな煽りを取り除いた、現場での人道支援を報道しています。語り手は、ユダヤ人信者による現地旅行社Sar ElのCEO、マティ・ショサニさんと、ジャーナリストのヤイル・ピントさんです。

 ガザ地区への食糧供給は、数多く行われています。食糧だけではなく、あらゆる物資が運ばれています。ガザからも国連機関(WFPなど)は、大量の供給をしているのに、イスラエル軍が留めているというニュアンスを語ります。けれども、イスラエル軍は、写真付きで、保管場所に大量に滞納している物資があり、それを配給するのはあなたがたの役目ですよ、と訴えます。ロジスティックスの問題が出ているのです。

 そうした搬入に対して、ハマスが攻撃をしたり、強奪したりしていますが、それがイスラエル軍が邪魔しているという宣伝外交を、ハマスは行っています。国連機関は、ハマスのいうことを聞かないと、活動ができないというジレンマがあり、イスラエルへの不満は言えても、ハマスへの不満は言えない立場にあります。

 それで、米軍、イスラエル軍が協力したのが、浮き桟橋です。米軍が沖合で建築し、ガザに上陸していません。イスラエル軍がその工事を守っています。そして、搬入された荷物は、国連機関が出来上がった桟橋を使って、海上から直接、必要な人々に届くようにしています。マスコミでは、イスラエルと米国がラファ進攻について意見が分かれて、イスラエルが孤立しているかのように煽りますが、現場では完全な連携ができているとして、信頼関係は全然崩れていないと説明しています。

 そして空中投下も、続けて行われています。それが海中に落ちたり、投下した荷物で死んでしまったというニュースはありますが、けれども、多くの食料が届いています。

 いろいろな問題があっても、「これはハマスとの戦いであり、人道危機は起こさない」ということについて、根底のところで、当事者のイスラエルも、米国、また欧州諸国もつながっています。完全ではないですが、かなり高度なレベルで保たれています。

 世界では、そうした目が届いていないところで、ガザ戦よりも何十倍も危機が起こっているところが、数多くあります。それが、ユダヤ・キリスト教の価値観に基づく人道主義によって、悲惨ではあるものの、かなり抑えられているというのは事実です。

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